same dream 42 ページ44
顔を上げると、すごく翔くんの顔が近くて、
勘違いかもしれないけど、
愛おしいような目で私のことを優しく見ていて、
そんな顔の翔くんを見ていたら
心臓がうるさくて仕方なくて。
A「翔くん、」
空気感が今までとは全然違っていて、
何かに流されそうになる。
翔「大丈夫、守るから」
そう言って、翔くんは、
私のおでこに優しく、キスをした。
驚いて言葉が出なかった。
何。
いまの。
翔「メンバーには、Aから話す？
俺から話しとこうか？」
まるで、さっきの空気感を無かったかのように
翔くんが淡々と話し始める。
A「あ、うん、明日、みんなの仕事の時話す。」
翔「わかった。
遥瑠ちゃんと、話したらちゃんと報告しろよ？」
A「うん、」
そのあと、翔くんはマンションまで送ってくれて、
車の中ずっと、心臓がうるさくて仕方なかった。
翔「ついた、」
A「ありがとう」
翔「少しは楽になった？大丈夫か？」
A「うん、話せて良かった。
いつもありがとう。」
翔「いーえ。不安になったり、
なんかあったら、すぐ電話して。
今更、遠慮すんのなしな。」
ふわ、と優しく笑う翔くん。
A「ありがとう、じゃあ、また明日ね、」
翔「おう、おやすみ」
A「うん、」
私は車を降りて、走り去る車に手を振る。
家に入って、
私はさっき、翔くんにキスされた
おでこを触れる。
翔くんは、少し前までチャラいような格好とか
いろんな人と遊んだり、そういうことはあったけど
こういうことを、意味なくする人じゃないことは
私だってよくわかっていて。
だとしたら、どうしてこんなことをしたのか。
彼女がいるのに、なんの意味のキスだったのか。
このキスに意味なんてあるのか。
恋愛経験がない私には衝撃的すぎて。
喜んじゃいけないのに、
喜んでしまっている自分がいた。
私、恋してるんだ。
と、顔が赤くなる。
翔くんに彼女がいたって、
私たちがアイドルだって、
どんな理由があっても、
私が翔くんを好きな気持ちに嘘はつけない。
何も、これ以上を望まないから、
このまま、彼を好きでいることだけは許して。
そう願い、夜眠りについた。
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樹(プロフ) - あやかさん» 「いつまでも」とは違った展開になるようにと、考えています。最後までまた見届けていただけたら嬉しいです。 (2022年1月19日 23時) (
レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - こんばんは。更新有難うございます。一粒のダイヤと心に流れる涙、想像以上の展開にドキドキしています。泣いても泣かされても心に嘘はつけないですね。最後までどんな展開になるのか楽しみです。 (2022年1月19日 21時) (レス) @page34 id: 270e1ea97a (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - あやかさん» 空気感は変わりましたよね。嵐の過去は私にとって宝物で、今もDVD見たりしてやっぱり好きだなあ、って幸せをもらえる存在です。完全に過去に浸ってしまっています。また、楽しんでいただけるように頑張りますね。ありがとうございます。 (2022年1月18日 6時) (レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 樹さん、いつも更新有難うございます。今日もzeroを見てここにきました。ここ一年の間に顔が、雰囲気というか纏っている空気が変わったような。当たり前の変化でしょうね。樹さんワールドは未来を見ていた頃に戻れるから。そう思って読んでる方いると思います。 (2022年1月18日 1時) (レス) @page26 id: 270e1ea97a (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - あやかさん» 更新とても遅くなってしまってごめんなさい。待っていただいてとても嬉しいです。戻りたい気持ち、すごくわかります。彼らを追いかけるのが日常で、生活の中に彼らがいた毎日は本当に幸せだったなあ、なんて思います。戻りたくなりますよね。 (2022年1月17日 6時) (レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年11月19日 21時
