不思議な力 ページ4
そう叫んだ瞬間、
パァァァッ…!
一筋の光が私の胸の真ん中で輝いた
これは…!
「な、なんだ!?人間が光りだしたぞ!」
すると鬼達はガクンッと力が抜けたかのように膝が地面についた
何が起きたの!?
「ゲゲッ!?ち、力が入らない…」
どうやら謎の光のおかげで鬼達は立ち上がることができないようだ
何が起きたのかよくわからないが、謎の光のおかげで助かった!
「逃げるなら今だっ」
私は立ち上がり、再び走り始めた
「ま、待てー!!くっそ〜」
背後から鬼達の悔しげな言葉が聞こえた
輝いていた光りは徐々に弱まり、消えてしまった
「何なんだろう、これ…」
私は超能力者ではないし実際、元のいた世界ではこんなことは一度も無かった
ここに来てから初めての経験が多すぎる
一体どうなってるの…
さすがにメンタルくるよ、これ
「そんなことより、早く山から出ないと!」
また鬼達に追いかけられてしまう!
私はひたすら走り続け、抜けたその先は______
見晴らしの良い崖
そこから一望できるのは、川と山に囲まれた平安時代の都
きっとあそこにある門は羅城門だろうか?
「…もしかして私、タイムスリップ…しちゃったのかな?」
どう考えても平成の京都は現代都会だし
先程からの奇妙な現象の連続からして、あり得る話だ
もし、本当にここが平安時代だとしよう。私は…
「この先どうしたらいいの…」
身寄りの場所も頼る人もいない時代
1人だけ残されたこの感覚は体の真髄を悲しみで満たされた
「考えても、仕方ないか」
とりあえず、あそこの都に行ってみようか?
「それにしても、ここから見える都ってきれ_____」
い、と言い終える前に足元が宙に浮かんだ
調子乗ってギリギリまで崖に近づいていたせいか、地面が崩れたのだ
「きゃぁあ!?」
重力の法則によって、身体が落下した
穴から落ちるわ鬼に追いかけられるわ崖から落ちるわ、今日の自分ドジすぎる!
何回死ぬ目に遭ってるのよ!
だが、さすがに今回はやばい
どんどん落下してく_____!
「し、死ぬ…!」
地面がすぐそこに迫っていた
だ、誰か………!!!
「助けて…っ!」
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はぐはまさ - 麻乃さん» そう言って頂けて嬉しいです!ありがとうございます、頑張ります(*´∀`*) (2017年10月9日 18時) (レス) id: 1a4672ac58 (このIDを非表示/違反報告)
麻乃(プロフ) - はぐはまささん» はぐはまささんの書かれる茨木童子かっこいいです、もっと読みたいです(*´-`*) これからも応援してますヘ(*`∀´*)ノ (2017年10月9日 17時) (レス) id: 66c6973d83 (このIDを非表示/違反報告)
はぐはまさ - 麻乃さん» ありがとうございます!!!( ´ ▽ ` ) (2017年10月9日 17時) (レス) id: 1a4672ac58 (このIDを非表示/違反報告)
麻乃(プロフ) - 更新お疲れ様です!(o´艸`) (2017年10月9日 13時) (レス) id: 66c6973d83 (このIDを非表示/違反報告)
はぐはまさ - 召使い丁さん» いえいえ!逆に確率アップじゃない時に出るなんて、凄いですね(°_°) ありがとうございます!! (2017年9月12日 8時) (レス) id: 1a4672ac58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はぐはまさ | 作成日時:2017年4月30日 19時