検索窓
今日:11 hit、昨日:11 hit、合計:51,038 hit

妖怪と(リアル)鬼ごっこ ページ3

「こんなところに人間がいる!」








声がした方を恐る恐る見てみると…




「お、鬼…?」




そこには小学生程の身長で緑色の体に長めの銀髪、頭の上には角が生えており、顔には霊符みたいなものを張り付けていた




何かのファンタジーじゃあるまいし、私第六感は働いていない方だし…





オバケとか見えない方だ







きっとこれは近所の人間の子供







季節外れだが、ハロウィン気分なのだろう。うん








「あの、ここどこですか?」









控え気味で鬼の格好をした子供(?)に声かける








「ああ?ここは山だぜ?」







なんと!!!!!







確かに山だったがそれよりもこの鬼の格好をした子供の声がお爺さんに近いほど野太い…







あまりにも不自然すぎる








「…特別な気を感じて辿ってきたら人間か」









すると緑の鬼の格好をした子供の背後には、









「っ!この世界の人間ではないな…こいつは美味しそうだ」








物騒なことを言い放つ赤、青、緑…などなどの鬼達がぞろぞろと現れた









「う、美味そうって…」









しかも"この世界の人間ではない"、て!?







私どんなところに来ちゃったの!?







「うっへへへへ!こりゃあ食べただけで妖気が沢山蓄えれるぞ!」









鬼達が目の色を変えて私にジリジリと距離を詰めて来た









これは、やばい








人間の子供でも仮装パーティーでもない









本物の鬼だ!








「に、逃げなくちゃ!」







私は慌てて走りだす







「待て人間ー!逃すか!!!!」








足の音がうしろから響いた









捕まったら死ぬ!








一時間もしないうちに死ぬ際に何度もあうなんて…









「悪い夢なら覚め……っ!?」








ズサァッ!!!








すると、足のつま先に何かが突っかかってしまい派手に前から転んでしまった









数々の木を避けて逃げていたが、視界の悪さのせいか足元まできちんと見えていなかった





「ぐへへへへへ!いただきまーす!!!」







すぐそこまで近づいて来た鬼達が手に持っている凶器を構える






私の心には死への恐怖しかなかった






ここには私を助けてくれる人なんていない





絶体絶命




「来るな…」







「よっしゃー、もーらいっ!」









「近寄らないで!!!!!!!」

不思議な力→←裂け目の向こう側



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
62人がお気に入り
設定タグ:陰陽師 , 茨木童子 , 大天狗   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はぐはまさ - 麻乃さん» そう言って頂けて嬉しいです!ありがとうございます、頑張ります(*´∀`*) (2017年10月9日 18時) (レス) id: 1a4672ac58 (このIDを非表示/違反報告)
麻乃(プロフ) - はぐはまささん» はぐはまささんの書かれる茨木童子かっこいいです、もっと読みたいです(*´-`*) これからも応援してますヘ(*`∀´*)ノ (2017年10月9日 17時) (レス) id: 66c6973d83 (このIDを非表示/違反報告)
はぐはまさ - 麻乃さん» ありがとうございます!!!( ´ ▽ ` ) (2017年10月9日 17時) (レス) id: 1a4672ac58 (このIDを非表示/違反報告)
麻乃(プロフ) - 更新お疲れ様です!(o´艸`) (2017年10月9日 13時) (レス) id: 66c6973d83 (このIDを非表示/違反報告)
はぐはまさ - 召使い丁さん» いえいえ!逆に確率アップじゃない時に出るなんて、凄いですね(°_°) ありがとうございます!! (2017年9月12日 8時) (レス) id: 1a4672ac58 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はぐはまさ | 作成日時:2017年4月30日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。