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19. ページ20

 
 




「よォ銀八ィ......車通勤たァ、珍しいじゃねぇか」

「げ…」

「当ててやろうか?」

「良い、良い、やめろ」

「Aの送迎だろ」

「もぉぉぉッ!!」
 
 





銀八のリアクションに高杉はクツクツと喉を鳴らして笑う。
 






「何騒いでんだよ…廊下まで聞こえてたぞ」

「土方くーん! 高杉が俺を虐めるゥ!」

「寄るなキメェ」

「ひど!!」

 
 





土方と呼ばれた男は手に持っていたノートの束を机に置くと口を開いた。
 
 
 





「ンなことより、先生、今日車なんだって? 珍しいな」



「いやもう良いってその話題」



「彼女を送ってきたんだってよ、お優しいよなァ?」







「嗚呼…、例の。俺はまだ見れてねぇ」



「見なくて良いっつの」



「見せてやろうか」
 
 





多感な男子高校生、担任の彼女となればそれは気にもなるもの。
「良いのか?」なんて言う土方は高杉の取り出した携帯の画面を覗き込むように顔を近づけた。
 
 



つか、何でAの写真持ってんだよ、高杉は。
 






「結構美人なんだな」
 
 






画面の向こうに居るであろうAの顔を見るなり、土方は銀八をチラと見る。
 
 






「……何で付き合えたんだ?」
 



「いや、失礼過ぎる」
 
 
 




真顔でなんて事言うんだ。
 
 





厄介な奴らに絡まれ始めた...、と銀八は頭をガシガシと掻き毟る。
 
 






「もう随分長ぇよな」



「んぁ? ...まぁ、そうね」
 
 






高杉の言葉に銀八は昔の事を思い出していた。
 
 
 







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作者名:アカツキ | 作成日時:2024年1月14日 0時

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