エピローグ ページ48
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好きになったきっかけなど覚えていない。
この気持ちは恋愛感情かもしれないし、そうでないかもしれないのだ。
ただ外に出ればふと目に付き、何の気なしに思い出す。
気持ちの移ろいは案外呆気なくて早いもの、花もいつか散る。
そしてまた懲りずに咲かせ、人の目を惹く。
男はきっと、その花に魅せられたのかもしれない。
女という生き物は弱く見せて、時に鋭い。
"甘い蜜"と"スパイス"。
花吐き病は"恋の呪い"?
そうだ、これは恋の呪い。
病に罹ったのは津餓Aという女性。
呪いに罹ったのは土方十四郎という男性だった。
そう、たったそれだけのこと。
白銀の百合は今日も籠に揺られ咲いている。
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アカツキ(プロフ) - 美姫さん» コメント有難うございます。登場キャラの想いが交差してぐちゃぐちゃに絡まるような、そんなお話にしたかったのですが難しかったです... 最後まで読んでくださり有難うございました (2023年2月12日 10時) (レス) id: 359e2a8a6b (このIDを非表示/違反報告)
美姫(プロフ) - 切なくて切なくて、でもとても美しい作品で、涙が止まりませんでした。本当に最高の作品でした。ありがとうございました。 (2023年2月12日 7時) (レス) id: ac5aee6225 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - おひなさん» 初めまして。コメント有難うございます。土方さん落ちは久々だったのでこれで良いのか迷走しましたが、おひなさんの暖かい言葉に救われました (2023年2月9日 7時) (レス) @page49 id: 359e2a8a6b (このIDを非表示/違反報告)
おひな(プロフ) - 最っ高な作品をありがとうございました!終始涙腺崩壊でした!w (2023年2月9日 2時) (レス) @page49 id: fb3fd917e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アカツキ | 作成日時:2022年12月27日 23時