オレンジ色の空に恋して

オレンジ色の空に恋して10 ページ10

【yuta side】






A「でも未経験の私を

ライターとして使ってもらえるだけでも

ありがたいっていうか

奇跡的な事なんだけどね」









裕太「んー俺にはよくわかんないけどさ

諦めないでまたいつか

目指せばいいんじゃないの？

なんだかんだ言って

ちゃんと努力が実って

着実に夢叶えてきたじゃん」









A「さすが・・・

適当そうに感じるけど

下積み時代が長かったうーたに

言われると説得力あるね」









裕太「どういう、、、」









A「大丈夫

めちゃくちゃ褒めてる」









裕太「・・・。」









裕太「とりあえず忙しいのも

わかるけどさ

おばさんも心配してたよ

だからたまには帰ってあげなよ」









A「・・・はーい」









ってAもごまかすように
カップに口をつけた









でもすぐに








A「あっ！ねぇ

私まだ朝食べてないんだけど

もしよければ早めのランチ行かない？」









　
　
　







A「って

いくらニューヨークでも

まずいか・・・」









裕太「大丈夫だよ」









そういって
サングラスをつけると
Aは笑顔で頷いた









Aに連れて来られたのは
行きつけという近所のカフェ









おすすめのメニューを
注文してもらって









A「ここは

どれも美味しいんだけど

特にサーモンのベーグルサンドは

一度食べたら絶対やみつきに

なっちゃうから」









A「あーきたきた

もうお腹ぺこぺこー

食べよ食べよ」









大きな口開けて
満足そうに頬張る姿を見て
思わず笑いそうになった









A「ねぇぼーっとしてないで

うーたも食べなよ

・・・あれ？

もしかしてお腹空いてなかった？」









裕太「ううん

そんなことない

じゃ、いただきます」








・






・









裕太「んーーーーーうまっ

やばいねこれ」









A「でしょー？」

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