Chapter42 ページ43
なかったことに
なんてさせないで
好きだって伝える事で
タカシちゃんを
困らせることで
自分勝手な片思いは
終わりにした
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それからは偶然
バッタリなんてこともなく
大学生活が始まって
２年目の夏に新しい王子様が
私の前に現れた
白馬ではなくリトルカブを乗り回す
アメフト部の１つ上の先輩で
出会いのきっかけは
チアで応援に駆けつけた試合後の飲み会
それ以来やたらと
目の前に現れるようになって
夏休み中の飲み会の帰り道に
告白をされ付き合うことになった
その人から
『現実の恋愛』を色々教わって
今まで妄想でしかしてなかった事を
１つ１つ現実にしてく度に
こんなものかと思いながら
経験値をあげていった
ある程度レベルがあがった所で
別れを告げられることになった
理由は簡単で
「好きじゃなくなったから」
ショックだったけど
だからといってどうにも出来ず
バスが来るように
次の王子様が来るのを待った
次にやって来た王子様は
バイト先で知り合った
ハマーではなく
ハマーのチャリを乗りこなす
同い年の隣の大学に通う学生
クリスマスに同じシフトで入って
その後ノリで飲みに行って
終電がなくなって彼の家に行って
わかりやすい流れで体の関係になった
朝、目が覚めて
何となく気まずくて
何も言わず帰ろうとした私に
彼から出た言葉は意外にも
「付き合って下さい」だった
その彼とはスタートが
スタートだっただけに
すぐに終わるかもって
思っていたけれど意外と関係は続いて
別れたのは就職した年の夏
卒業を機に
地元の会社に就職した彼
同じように理由は簡単で
「すれ違い」からの
「好きかどうかわからなくなった」だった
もちろん同じように
ショックだったけど
やっぱりどうにも出来ず
彼の後ろ姿を
追いかけることなく見送った
そこから何人か
私の前を通り過ぎたけど
声をかけられることもなく
自分から声をかけることもなく見送った
大学を卒業して
就職したのは玩具メーカー
いつの間にか出来た
乳幼児向けのおもちゃのを
作りたいっていう夢
職人としての道は
自分の技量と才能と
相談して早々に諦め
せめて企画開発に
携わりたいと決めた就職先
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nico(プロフ) - ★mmiioo★さん» 私の王子様ーどこどこー！？そもそも王子様なんているのか・・・いないのか・・・！？ (2017年1月27日 21時) (
レス) id: e3923fbf74 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - うぉ！５年後！王子様を忘れたころに再会！どうなる？！ (2017年1月25日 21時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - みぃさん» ツラタンパニタンスーリスリ♪いいですねｗｗ (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - kumiさん» タカシちゃんの本心・・・突き放して突き放して・・・突き放す？それとも・・・？ (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ゆうさん» あれ？あれあれ？ですよね・・・。どうなってくのか・・・待っててくださいー！ (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nico
| 作成日時：2016年12月9日 21時
