chapter17 ページ18
でも・・・
アリエルからの愛も
ジャスミンからの愛も
タカシちゃんに届く事はなく
私が"なりきってる間"
タカシちゃんの視線は
ずーっと右手に持った携帯だった
歌い終わって
どさくさに紛れ
タカシちゃんの隣に座ると
相変わらず携帯を弄ったまま
すぐに始まった
ノリノリの歌声に
負けないように
A「タカシちゃんは
歌わないの？」
高嗣「・・・。」
いや、音は無音だったけど
読んだ唇の動きは
「歌わねー」だった
これが私のハート入り
メガネを外したら
じゃーここに何しに来たんじゃボケェ
なんて思ってしまいそうな
とこだったけど
隣にタカシちゃんがいるだけで
そんな事どうでもよかった
人数が多かったせいか
カラオケだったせいか
すごい盛り上がったとは
言えないけど
それもどうでもよかった
つまりタカシちゃんがいれば
どうでもよいのである
なのにカラオケを出て真っ先に
『じゃー俺帰るわ』とタカシちゃん
・・・嘘でしょ？
もうお別れ？
チハル「えー？もう帰んの？
まだ４時前だよ？
ニカ付き合い悪いー！
・・・まーいっか
じゃーお腹空いたから暇な人
ごはん食べて帰ろー？」
A「はいっ！」
勢いよく挙げた手に
集まる視線
A「私っ！
私も帰りまーす！
・・・なんかちょっと風邪気味で
ゴホッゴホッ」
マイケル「はぁ(笑)？
お前、今の流れだったら
普通そこは『行く』ってとこだろ？」
アオイ「だよな(笑)」
A「え？」
ミツキ「あのねー
これがAにとっては
普通のことなの(笑)」
ミツキに肩を組まれ
なんかよくわかんなかったけど
タカシちゃんと帰りたいと
思ってることに気づいて
くれたのは確かだと思えた
そんな事より今は
【タカシちゃんと一緒に帰る券】
の入手が最優先ミッション
じゃーどこ行く？
なんて話が始まったと思ったら
高嗣「じゃー・・・」
はい、帰りましょう
一緒に帰りましょうね
高嗣「じゃー俺も行くわ」
・・・はい？
その言葉にギョッとしたのは
私とミツキとユウカ
チハル「そうこなくっちゃー」
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nico(プロフ) - ★mmiioo★さん» 私の王子様ーどこどこー！？そもそも王子様なんているのか・・・いないのか・・・！？ (2017年1月27日 21時) (
レス) id: e3923fbf74 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - うぉ！５年後！王子様を忘れたころに再会！どうなる？！ (2017年1月25日 21時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - みぃさん» ツラタンパニタンスーリスリ♪いいですねｗｗ (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - kumiさん» タカシちゃんの本心・・・突き放して突き放して・・・突き放す？それとも・・・？ (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ゆうさん» あれ？あれあれ？ですよね・・・。どうなってくのか・・・待っててくださいー！ (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nico
| 作成日時：2016年12月9日 21時
