chapter15 ページ16
夏が過ぎ
秋が過ぎ
冬が始まった頃には
タカシちゃんは王子様じゃ
なかったんだ・・・
そんな風に思うと気分が
随分と楽になって
出窓でタカシちゃんを待つことも
天窓を見上げてタカシちゃんを想うことも
なくなっていった
そんな中運命のイタズラなのか
ミツキの家からの帰り道
タカシちゃんに偶然の再会
突然だった事と
やっぱり私だけに
連絡先を聞かなかった
という恨みは消えず・・・・
『・・・どうも』
それだけ言って立ち去ろうとすると
高嗣「・・・元気でやってんの?」
後ろから聞こえた声に
すぐに振り返って
A「うんうん!
すごい元気!元気だよ!
タカシちゃんは?」
高嗣「・・・そっか
俺も普通に
・・・じゃーな!」
・・・え?
・・・それだけ?
A「タカシちゃんっ!」
またボリューム調節が
うまく出来なかった声に
タカシちゃんの体がビクッとなった
A「この前ね
ミツキ達と一緒に
カイトとかに会ったんだよ」
A「タカシちゃんに
高校入ってから全然連絡来ないし
会ってないって・・・
みんな会いたがってたよ?
私も久しぶりに遊びたいし」
話してる矢先から
目をそらし面倒くさそうな顔の
タカシちゃん・・・
今まで私が気づいてなかっただけで
いつもこんな顔で私の話を
聞いてたのかな?
冷静に分析できた分
話せば話すほど悲しくなった
A「だから
よかったら連絡・・・」
A「他の誰かに連絡して・・・ねっ」
高嗣「・・・。」
A「じゃー・・・」
背を向けて数歩
高嗣「相変わらず・・・」
高嗣「面倒くせーやつだな」
振り返る
高嗣「俺とお前が会ったんだから
俺等で決めればよくね?」
A「でも連絡先・・・」
わかりやすい
大きなため息をつかれ
高嗣「携帯」
A「・・・持ってるけど」
高嗣「ちげーよバカ!
携帯出せって言ってんの!」
ポケットから差し出した携帯を
乱暴に奪い取られ
カチャカチャ操作して
乱暴に渡され
高嗣「じゃーな」
872人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nico(プロフ) - ★mmiioo★さん» 私の王子様ーどこどこー!?そもそも王子様なんているのか・・・いないのか・・・!? (2017年1月27日 21時) (レス) id: e3923fbf74 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - うぉ!5年後!王子様を忘れたころに再会!どうなる?! (2017年1月25日 21時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - みぃさん» ツラタンパニタンスーリスリ♪いいですねww (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - kumiさん» タカシちゃんの本心・・・突き放して突き放して・・・突き放す?それとも・・・? (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ゆうさん» あれ?あれあれ?ですよね・・・。どうなってくのか・・・待っててくださいー! (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:nico | 作成日時:2016年12月9日 21時