プリンセスな彼女[takashi.n]

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次の日









まだまだ恋の駆け引きなんて知らず









思い立ったら即行動の私









Ｑ１.タカシちゃんは
好きな人いるのかな？








は？お前には関係ねーだろ








Ｑ２.どんな女の子が好きなのかな？







うるせー黙れブス








Ｑ３.私の事どう思ってるのかな？







疫病神

ドジ(あっ間違ったクソドジな)

シンデレラバカ









パンパカパーン！


結果発表！









終了＼(^o^)／！









でもでも








じゃー諦めましょうなんて
そんな気はさらさらなく
きっとタイミングが悪かったのねって
出直すことを決め
第一回目の調査という名目で
私の遠回しな告白は終わった









中学生になって









タカシちゃんはどんどん尖って
相変わらず口も悪くて
イタズラは減ったけれど
その分私を遠ざけた









でもすっかり
ハート入りのフィルター越しに
タカシちゃんを見てる私には
何の障害でもなかった









最初はお互いに
苦手だった相手も
最後には惹かれ合って
恋が始まるなんて
ベタなラブストーリーも悪くない
そんな日々をただ夢見て









むしろそんな日が
長ければ長いほど
強い絆で結ばれるのかも
そんな思いが強まって









タイミングをみてるうちに
あっという間に
中学校生活にピリオドを
打つ日が近づいていた









今までに行った調査は計３回









どの調査結果にも
大きな変動はなかったけれど
私の気持ちは毎日毎日膨らみ
毎日その気持ちを
ランタンに詰め込み
天窓から飛ばした(※想像のみ)








無数のランタンではなく
月灯りに照らされた出窓に座り
見つめたタカシちゃんの写真を見つめ
(※修学旅行の校内販売写真)









・・・決めた









卒業式にもう一度質問しよう









そして最後には









Ｑ４.タカシちゃんが好きです

私と付き合ってもらえませんか？
　









そんな一大決意をした数日後









高校受験を終え
合格発表を待つ日々








弟が熱を出して
ママから頼まれた
風邪の時の強い味方
"林檎"のお使い









その途中に見つけた後ろ姿
でもすぐに話しかけたら
変な勘違いされるんだろって
この前も散々怒られたから
角を曲がって人気がなくなった所で









A「ターカーシーちゃん」









高嗣「・・・。」









A「弟がね

熱出しちゃって

これから林檎買いに行くの」









高嗣「・・・。」

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