【ヒプマイ】うさポリさんと同居しています【入間銃兎】

同居生活15日目 ページ16

銃兎side


こいつ渋谷で疲れて帰るのかと思ったら、
めっちゃ楽しそうに話してきた。

パンイチの男と嘘ついて笑わせてきたやつって
名前は言ってねーけど、多分Fling Posseの奴らだろうな…
終いは写メも取ったとかいいやがるし

そっか、年代的にもあいつらの方が近いしな…
まぁ仕方ねーかもな
有栖川帝統とAとは、歳がひとつしかかわんねーんだから…


『銃兎？どうしたの？』

銃｢いや、なんでもないですよ、続けて｣


まぁ…でもいい気分じゃねーな。


『ふぇ！？銃兎どうしたの？？さっきから様子が変だよ？？』

銃｢ごめんなさい、A。私はそこまでは大人ではないみたいです…。なので、今はこうさせてください。｣


ああ、衝動的に抱きついてしまったが…落ち着くとかどんだけなんだよ…
俺がこの10歳も下のやつを好きになる訳…ねーよな？

まずなんで嫉妬してんだよ。
その時点でおかしいだろ、俺。


『ごめん、銃兎苦しいよ…』

銃｢すみません、今日はお先に寝ますね。
お風呂は湧いておりますので…おやすみなさい｣

『おやすみなさい…』


彼女が少し寂しそうな顔をしていたのは
見て見ぬふりをして俺は部屋へ入っていった…


＊＊＊


左馬刻に電話かけると最初は仕事終わりで疲れていてイライラしていたようだが、話を聞いて貰えるまでになった

とりあえず今日Aが話してくれたことをそのまま話した…そして、それで俺が思ったことも


左｢は、お前らしくねーな。どうしたんだ？？｣

銃｢は？｣

左｢はって…お前も鈍感すぎるだろ…｣

銃｢いや、Aとは｣

左｢お前はAにどう思ってんだって話だよ｣


は？俺がAに対してどう思っているか…
…答えはひとつだろ


銃｢…Aを手放したくない。幸せにしてやりたい。…Aのことが好き。｣

左｢それをAに伝えることだな、じゃあおやすみ｣

銃｢ちょ、左馬刻…｣


そっか、至って単純だったんだ。
Aは俺の事を父親だと思っているけど
俺は…出会った時から、あいつの事が異性として好きだったんだな…

全く俺らしくもない。
あいつといるといつも自分でなくなるみたいだ。

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