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Cinq-cent-deux ページ21

Jouichiro side


“「やはりか…」”

「おー!、まったく面白えやつ!」

“「笑ってる場合か!
なんで貴様は今になって言うんだバカ者」”



今頃予選が始まってるだろ
丁度いいタイミングか、
最初から全部計算してやがったのか

全くお前の息子はこえーよ、喜多見


「アイツにやられちまったなー、ははっ!」

“「まさか、そんな前からだとは思わんだろ…」”




ーーーー



創真と勝負した日の夜




ーガラガラッ



「ん?、営業時間間違えてねーか?
もう閉まってんぞー」



ゆきひらに、一人の来客が来た




『いえ、間違ってませんよ』

「お前…」





『お久しぶりです、と言っても
直接お会いするのは初めてですが』




見覚えのある青みがかった黒い髪
ニコリと笑う見覚えのある男
確か、薊の時に十傑側にいた奴




「…こんな時間に来るっつう事はなんかあんだろ?
腹は?」

『やった』

「おーおー」



カウンターに掛けたソイツに適当になんか作ってやろうと
鍋を取り出したとき




『連隊食戟の前、アサヒさんにとても世話になりました』

「…で?」


『NY、あの後アサヒさん機嫌戻すの大変だったんですよ』

「は?」




聞き覚えのある名前に
振り返ってみると




「…っぶは!」

『Aの時にこの仮面被ると違和感半端ないな』

「お前アイツかよ!!」



『えぇ』




どうりで、アサヒが遠月にも潜り込めるわけだ
とんでもねぇのが裏にいやがった

悪戯が成功した、と言わんばかりに笑うソイツ





「で、わざわざノワールがこんなとこまで何の用で?」





『才波さん達
アサヒさんの事調べてるでしょう?
お手伝いしたいなーって』





そう言って封筒を取り出した




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Side you


「久々に会えて嬉しいっす
いいリベンジ日和になりそーですしね!」

「そうかい?、頑張んな」

「…おいおいちょっと!
どこ行こーってんだ

今から試練始まるとこだっつのに」




相変らず幸平に興味はないのか
欠伸って…

しかも幸平
決まってからもしかして招待状読んでないな?



ギ、と扉が開いたことに対し
幸平の目が丸くなってる




「悪いな、俺のスタート地点はお前らよりもうちょい先なんだ」



わざと全員に聞こえる位の声量で声を張るアサヒさん



「聞いてないか?
WGOによってふさわしいシード権が与えられている事に

俺は第三の門までフリーパス
アイツらは第二の門までだ

此処に残るのは出場者の中でも最底辺の者たちって事
ウチの変人を除いてな」



『誰が変人ですか』

Cinq-cent-trois→←Cinq-cent-un



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blu (蒼)(プロフ) - 雑食の腐女子さん» 「あら、えりなばっかりじゃなくて私の出番もちゃんと見てってね」 (2021年11月1日 10時) (レス) id: 55c7ca7037 (このIDを非表示/違反報告)
雑食の腐女子 - とても面白かったです続き楽しみにしています (2021年10月28日 9時) (レス) @page3 id: 1927aaa4c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年10月27日 6時

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