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Cinq-cent-trois ページ22

「ん、変人?」


思わず口を挟んだ僕の方を見る幸平達



『僕は第一の門から、
君たちと同じだよ』

「ノワールNo.2の癖にな!」


...アサヒさん
僕のハードルを上げたいのか、腕を信じてくれているのか分からないけど

絶対居なくなった後空気が地獄になるよこれ....



「まぁいいや、
ってワケで

俺にリベンジしたいってんなら
お前も天守閣まで来てみろよ!

せめて第一の門位余裕でクリアしてくれねぇと
悲しすぎて涙が出ちまうねぇ....」



そう言って、スタッフの人が開けた門の方に向かうアサヒさん達を近くまで見送る



「首洗って待ってやがれ!
俺が必ずぶっ倒してやる!!!」




「おーおー、威勢がいいこって」

『まぁ、あれが彼ですから』

「じゃな、サク
先行って待ってるわ」

『はい、皆さんも』

「後でね〜」



-チャリ



門を潜る前
アサヒさんがハイタッチの代わりのつもりか
わざとバングルをぶつけてきたから
金属っぽい音が鳴る



...応援かな



すると、門が閉まったタイミングで
アンさんのアナウンスが始まった




‘‘「ではこれより、BLUE開幕です
第一の門
ここでは、出場者を無作為に三グループに振り分けました」’’



モニターに表示されるグループリスト
あ、僕幸平と同じじゃん



『とにかく移動しよ』




色んな人の応援をもらったおかげか
不思議と気分はいい

恩返しがなければ、皿に評価をつけるような大会にあまり出るつもりは無かったんだけど
この場でそんな事を言ったら確実にアウトだからね



『さ、料理しに行こうか』



ーーーーーーーーーーーーーー



「はいはいどいてどいてー!」




移動した先に現れた
二等執行官を名乗るランタービさん

説明の彼女曰く
審査者を満足させる一品を出したら即合格との事

 

「そしてこのグループの審査者は....彼よ」

『あ』

「何よアンタ、文句でもあるって?」

『あ、いえ』



思わず現れた方に声を出しちゃって
ランタービさんに目をつけられた

けど勘弁してほしい




「おやおや、ふぉほほほ....」




審査者として現れた車椅子の方
一瞬声を出した僕の方を見て笑ってる
まさか、知られてるんだろうか


いや、ね....
僕もノワールとしての活動拠点は日本とヨーロッパだから
知らないワケがないよ



「その方は時山兵五郎、
少し前まで日本を拠点に活動していた元ノワールよ」


なんであの無頼漢がここにいるんだよ....!
残ってる噂が色々えげつない



「彼を満足させる最後の晩餐を出したら合格それだけ」

『....うわ』



これ、予想以上に顕著じゃないか...?

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blu (蒼)(プロフ) - 雑食の腐女子さん» 「あら、えりなばっかりじゃなくて私の出番もちゃんと見てってね」 (2021年11月1日 10時) (レス) id: 55c7ca7037 (このIDを非表示/違反報告)
雑食の腐女子 - とても面白かったです続き楽しみにしています (2021年10月28日 9時) (レス) @page3 id: 1927aaa4c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年10月27日 6時

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