Le rêve de Mort【t.w.s.t.×食戟のソーマ】

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(Continue Yu side)


「監督生はA……さん？の事詳しいんだな」

「おー、珍しくメガネが動揺してるんだゾ！」

「グリム！」

「多分、下手に敬称付けるよりいっその事外して呼んでも笑ってくれると思いますよ」

「ってか、あの人そんな有名なワケ？」

「そりゃもう！」



此処の人たちよりは少しだけ詳しい自信がある
全く知らないエース達に寮長会議の時と同じく…
いや、Aさんのハンデの事だけを抜いて話した




ーーーーーーーーーーーーーーーー
Side you



『すみません！遅くなりました！』

「あぁ、構わない」



部屋に入りすぐに謝罪を入れると
トレイン先生が返答をくれる



「今日のメシ、うまかったぞ!!!!」

『光栄です、改めて学食のシェフとして頑張ります
…あと痛いです、バルガスさん』

「ナーイス筋肉ぅ!」


忙しくてテーブルの方は気にしていなかったけど、
どうやら先生方も同じタイミングで学食に来ているそうで、今日の夕飯はしっかり食べてもらえたらしい



安心した



「まぁ職員会議というより…A君に少しご提案がありまして」

『次は専用の辛さの料理作っておきますね、学園長』

「何でですか!」



僕にはこの人をいじるネタはまだ激辛が苦手って事しか知らないから同じようになってしまけど、
話が進まないからやめよう




『で、ご提案とは？』




「その腕のバングル、少し貸してもらえません？」

『…、理由をお聞きしても？』

「君は立場上、教師と同じような位置付けにある
生徒の安全や、君自身の防衛の為、何も力がない…というのは」

『そりゃ確かに困りますね』

「理解が早くて助かる」




学校を経営する時、先生側が色々大変なのは僕も遠月の講師やってるからわかる

此処は生徒もポンポン魔法が使える
ユウさんも魔力を持つグリム君と一緒だし…
僕自身を守る為にって事ならもらうのはありかな、とは思うけど



『後付けでそんな事出来るんですか？』

「その為に私苦労したんですよ〜!」

『学園長…』




ここで出てくるのが少し胡散くさいこの人
大丈夫かなぁ…



すると、
学園長が小瓶の黒い水のようなものを浮かせて、
此方に向けてきた



「とりあえず試してみる、という事で」

『え…ちょ…』

「はい、レッツゴー♪」





ｰﾊﾟｼｬｯ!




朝陽さんとお揃いの使い慣れたバングルに黒い水がかかったと思ったら…




ｰｽﾞｽﾞ､ｽﾞ




『…ｯ!、ｺﾞﾎﾟｯ…』

「番犬!」




バングルから、黒い水が増幅されて僕に襲いかかってきた

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