Le rêve de Mort【t.w.s.t.×食戟のソーマ】

・ ページ29

『食べてる人がいるからお静かに、』



入ってきたのは
青みがかった髪の生徒に、ケイト君より赤寄りのオレンジの髪の生徒、後は…



『あー…ごめんユウさん』

「い、いえ!?、まだ私達も完全に食事を終えてはいなかったので」

『…ならよかった』



恐らく待たせていたであろうユウさん
後は…



『この猫、もしかして生徒?』

「ウチの寮生のグリムです…」

「いいから離すんだゾ！」



その後ユウさん曰く、
魔力を持たないで鏡に呼ばれた彼女と魔力を持つけど侵入してきたこのグリム君

色々あって学園長の判断で2人で1人分の生徒として評価をつける事になったらしい



「しかもエースちゃんにデュースちゃんまで」

「クローバー先輩に、ダイヤモンド先輩も御二人はなぜ…」

「ああ、俺らは少し…」



後ろで食べ終わったであろうトレイ君達が話してるのを聞きながら、グリム君をユウさんに手渡した


『ご飯中に騒いじゃダメだろ？グリム君』

「ｸﾝｸﾝ…オマエからいい匂いがするんだゾ！」

『わお…聞く耳無し』

「すみません…」

『元気なのはいい事だよ、気にしないで』



多分さっきのセアダスにつられて来たんだろう
一応まだ余分はあるし、この子は食べるまで落ち着かなさそうだ



『追加持ってくるから、騒がないって約束出来るならオヤツあげるよ、グリム君』

「ホントか!、分かったんだゾ！」

「え〜、折角俺たちの特権だと思ったのになー!」

「うお…なんか旨そーなもん食ってんじゃないすか!」

「いいでしょ♪」





大分賑やかになったなぁ…
残りの2人は1人が赤いベストが見えるから…多分同じ寮って事でセアダスも丁度いいか



すると


「コラコラお前達、まずはAに自己紹介しないと……」



やっぱりトレイ君の保護者力が発動する
後、さっきから思ってたんだけど…



『(彼の中で、僕何歳なんだろうね…)』



まぁ歳なんて気にしないからいいんだけどさ
一応10歳近く離れてるのに…僕童顔だったっけ？




ちょっと遠い目でそんな事を考えてると、
さっきの二人が名乗ってくれた




「エース・トラッポラ」

「デュース・スペードです」

「ウチの新入生達だ」


『どうも、A・黒翔です。ここの料理人になったばかりだよ』



よろしくね、と挨拶をしていると…




「早くオヤツ食べたいんだゾ〜!」

『おっと…待ちぼうけさせたか…そこの三人、まだ食べられる？』

「え、は、はい!」「おう」「大丈夫です！」




折角来てくれたんだから、もう全部出しちゃおう

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