47.『誰よりも頼りになるお姉さん』 ページ49
喫茶店''ポアロ''
そこは雰囲気の良い喫茶店で
米花町の5丁目 毛利探偵事務所の下にあるその場所にて
1人の女性が座っていた
スラリと美しい脚を斜めに傾け
ふわりとした黒メインのスカートは大人の色気を醸し出し
洋書を読みながら紅茶を飲む姿さえも
まるで絵画の様な神秘さを滲ませていた
カラン カラン
誰かが入店した合図の鐘の音が響き
洋書を読んでいた女性は顔を上げる
蘭「ランカさん！お待たせしました」
『ふふ、今来たところよ。蘭ちゃん』
久しぶりの妹分との出会いに
ランカは優しく微笑んだのだったー
幼少期、空手に憧れた蘭は
ランカに言われた通り強くなる事を決めた
それは力だけでなく、心もだ
しかし、父母が別居状態と言う事もあり
思春期の悩みを誰にも相談できずにいた
そんな時、甘えさせてくれたのがランカだった
今回も、そんな大人なランカに蘭からの相談があったので呼び出したのだ
『それで？相談とは何かな？』
蘭「そ、その…新一の事なんですけど…」
その名前に、またか…と内心呆れるランカ
側から見れば両想いな2人だが
恋愛も知らぬ自分が横槍を入れるものではないと静観していたランカだが
あまりの焦ったい雰囲気に内心少女漫画でも読んでいる気分だった
もうすぐ高校生になる2人
新一がモテてしまったらどうしようと悩む蘭に
ランカは優しく微笑む
『おや？私の妹分はそんなに自分に自信のない子だったかしら？』
蘭「ランカさん…でも」
『恋する女の子は可愛らしいけれど…あまり不安になりすぎても、辛いだけよ？』
蘭「………」
『貴女は、私の大切な妹。自信持ちなさい』
蘭「…！…はい…そうですよね！私、もっと強くなります！心身共に！」
『その意気！』
こうして、定期的に行われる相談で
蘭はより強さを求めていく結果になるのだが
生憎、突っ込んでくれる人間は誰もおらず
ただ最強空手家が作られていくのだったー
同時刻、ピロンとランカのパソコンが受信音を鳴らす
送信者は、協力者のヒロキ君でー
ーたすけてー
そのたった一文のみ書かれたメールは
画面を静かに光らせていた
NEXT コナンズ ヒーント！
''攻殻ダイブ''
『次回も楽しみに待っててくれ』
「いや、別作品出してきちゃまずいでしょ！？」
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翡翠(プロフ) - 楽しみにしてます。更新再開嬉しいです。頑張ってください (2020年5月23日 8時) (
レス) id: 3260124100 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - 最近，どの作品も更新されてなくて心配しました。テニプリの作品も更新頑張ってください^ - ^ (2020年5月23日 1時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - ニコさん» 夜も眠れない状態までお待たせしてすみません！また週一ですが更新安定はするかと…！これからも寝る合間に読む程度にお楽しみ下さい…！ (2020年3月27日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 続きが気になって夜も寝られません (2020年3月23日 13時) (レス) id: 40dba85962 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 面白かったです。更新がんばってください (2020年3月17日 20時) (レス) id: 40dba85962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2019年6月10日 23時
