その3 ページ28
次の日、普通に登校してきた雫
1ヶ月ぶりだったが、先生達は何か事情を知っているのか何も言わず
お昼休みにレギュラー陣は揃って部室に入る
そこには、以前のように
ソファに寝転んでいる雫がいて
漸く安堵の溜息を零したのだった
『私が怪奇に飲まれたとおもったぁ?』
幸「いきなり、最後の最後でお別れなんて言うからだろ」
『あー、アレは。まだ完全に浄化出来てなかったから、仕事が残ってるって意味で私がここに残らないとって思ってね…』
雫がちんすこうを差し出し、それを囲みながらあの後の話をし始める雫
『そもそも、私がこの立海大付属中に転校してきたのは。あの7つの怪談を解決させるためだったの。私の所にここの校長が依頼に来てね』
赤「だから、部員1人の部活も許可されてたんすね」
『そう、それで解決したから。私の師匠兼家族の祖母に報告しに行ってたの…そしたら同級に引き留められて何やかんや1ヶ月経っちゃってた』
柳「その場所は沖縄か?」
『そうだよ、よく分かったね?』
仁「お菓子が、ちんすこうなり」
漸く事情が分かり、安心するレギュラー陣
雫は紅茶を飲みながらゆったりする
『で、依頼が完了したから沖縄に戻ろうとー』
「「「駄目だ(っス)(じゃ)!!」」」
雫の言葉を妨げるように叫ぶ赤也、ブン太、仁王
他のレギュラー陣も、不満そうな顔をする
雫は少しだけ目を見開くと
嬉しそうに笑う
『…ふふふ、戻ろうと思ったんだけど。君達ともう少し色々遊びたいと思ったし…君たちのテニスを間近で観たいと思ったから、ここで通うことにしたんだよ』
赤「マジっすか!?やったー!」
丸「なんだよぃ、焦ったぜ…」
仁「俺のご主人は小悪魔ぜよ」
それぞれホッとしたように笑うレギュラー陣
雫も、漸く一息つけたと言うように
笑いつつゆったりと時間を楽しむのだったー
同時刻
雫の作るホームページに一通のメールが届く
HN キノコ頭
本文 助けて下さい
俺の周りの人達がおかしくなりました
もう貴女にしか頼れません
あの女から、先輩達を、同級を
助けて下さい
新たなる怪奇の予感を
雫だけが感じ取るのだったー
ー立海大付属中の7つの怪談ー
『これにて、解決』
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じゃこ(プロフ) - なんで!!なんで!!こんな面白いんですか!!好きすぎます!!! (2019年12月15日 18時) (レス) id: beb0494169 (このIDを非表示/違反報告)
神羅課長(プロフ) - 最高ォォォォ!!!!ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"!!!! (2019年12月14日 18時) (レス) id: 700bfcfee7 (このIDを非表示/違反報告)
歌音 - 更新頑張ってください!! (2019年11月19日 11時) (レス) id: 60755d8909 (このIDを非表示/違反報告)
周助愛し隊団長 - 更新ぷりーぶです!!面白い!! (2019年11月2日 21時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
天元の赤百合 - とっっても面白いので早く続きが読みたいです! (2019年10月23日 2時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カナタ | 作成日時:2019年2月12日 22時