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その2 ページ27

しかし、1ヶ月過ぎても何もない状況に

本当は、A 雫なんて居なかったんじゃ…と丸井が弱音を零すまでになった



赤也は、1人

空いた時間部室へ行くことが多くなった



赤「…雫先輩…」

ー『"どうかしたのかい?…また変なものでも見えたの?"』ー


赤「…俺達、先輩にお礼も何も言えてないんスよ…」

ー『"とりあえず、座りなよ。丁度クッキー焼いたんだ。食べるかい?"』ー


赤「…雫先輩…先輩は、実在しましたよね…俺らが見えた幽霊とかじゃ…ないっスよね…!!」

ー『"幽霊嫌いなのかい?…まあまあ、私が祓ってあげるから"』ー



赤「…先輩…俺…先輩に会えるなら…」


そう呟いた赤也を
他のレギュラー陣は影から見守るのだった





夕方

1人で学校の前に立つ赤也

その目は決意に満ちていた


赤「…待ってて下さいよ、雫先輩!俺が今度はアンタを助けるっス!」

雫から預かりっぱなしのミサンガを着け

学校に入ろうとするとー


赤也の背後に立つ、レギュラー陣

幸「勝手な真似は、させないよ」

真「独断で暴走するとは、見過ごせん!」

柳「雫に会えず後悔しているのは、お前だけではない」

丸「つーか、雫に良いところ見せるの独り占めする気かよぃ!」

ジ「俺らも頼ってくれよ、赤也」

生「紳士たるもの、お礼をしないのはスッキリしませんからね」

仁「雫は俺のゴシュジンサマじゃからのぅ。いい加減戻って来てくれんと困るんじゃ」


赤「…先輩達…!…っよし!!」

横に並ぶレギュラー陣

皆、覚悟を決めたようだ


幸「さて、俺達の大切な友人でー。俺達の恩人を迎えに行くよ!」

「「「「「「「おう(はい)!」」」」」」」


そして、1歩校門へと入ろうとしたその時ー









『アレ?、お揃いでどうしたんだい?』


後ろから
待ち続けた声がした


レギュラー陣が後ろをむくと
私服で片手にキャリーバックを引っ提げた雫が

不思議そうに彼らを見つめていたのだ



「「「「「「「雫(先輩)!!!」」」」」」」


『?雫ですけどぉぉ!!?』

首を傾げながら名前を呼ばれて頷くと

その瞬間押し倒すように抱き着いてくるレギュラー陣

流石の雫も咄嗟には反応出来ず

レギュラー陣に押し潰されることになるのだったー

その3→←25.そして終幕へ



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作品ジャンル:アニメ
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じゃこ(プロフ) - なんで!!なんで!!こんな面白いんですか!!好きすぎます!!! (2019年12月15日 18時) (レス) id: beb0494169 (このIDを非表示/違反報告)
神羅課長(プロフ) - 最高ォォォォ!!!!ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"!!!! (2019年12月14日 18時) (レス) id: 700bfcfee7 (このIDを非表示/違反報告)
歌音 - 更新頑張ってください!! (2019年11月19日 11時) (レス) id: 60755d8909 (このIDを非表示/違反報告)
周助愛し隊団長 - 更新ぷりーぶです!!面白い!! (2019年11月2日 21時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
天元の赤百合 - とっっても面白いので早く続きが読みたいです! (2019年10月23日 2時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カナタ | 作成日時:2019年2月12日 22時

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