【テニプリ】モブ少女の無敗記録【逆ハー】part2 (ページ29)

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26.臨時マネージャー！？ページ29

大きな任務を片付けたからか

雫は放課後はソファに寝転んでお昼寝を楽しむ時間にしていた

そんな至福の時間はある日突然奪われるー

赤「廃部危機！？ここがっスか？」

何時ものお昼時間
レギュラー陣は当たり前のように雫の元へ集まると

何時もより元気の無い雫が出迎える

その理由は、どうやら怪奇現象研究部が
廃部に追い込まれているようだ

『元々、7つの怪談を解決する為にってこの部活を作ったから…私も、どこかの部活に所属しろって…入ったら、この部活の維持は難しいだろうから解体するって…』

悲しそうに落ち込む雫

幸村は柳と目を合わせて頷く

柳「雫、部活に所属していれば。ここの存続も望めるのか？」

『どちらも行ければね…でも、そんな幽霊部員認めてくれる部活なんて無いからねぇ…』

幸「あるよ」

『…え？』

幸村の言葉に、反応した雫は顔を上げる

幸「週三日部活動してくれれば、後は何しようと自由。運動するわけでも無いし、ただやって欲しいことをこなしてくれればOK」

『それなら…どちらも行ける！どこの部活？』

幸「男子テニス部だよ」

『ゑっ』

ニッコリ、優しく微笑む幸村

幸「雫、君には非常勤マネージャーになって欲しいんだよ」

その言葉とほぼ同時にチャイムが鳴り響き

放課後へと話は保留にされるのだったー

～放課後～

他のメンバーは部活動をしているのか

来たのは幸村のみだった

『…本気？精市君』

幸「本気さ。君ならファンの子達みたいに俺たちに構って仕事しない事も無いだろうし、邪魔もしない。しかも根は真面目だから仕事も真面目にこなしてくれるだろ？」

『…蓮二君だな』

幸「俺の見解が殆どだよ…それに」

そこで、幸村は少しだけ照れたように笑う

幸「俺たちがテニスしてる姿、君には一番近くで見てもらいたいって…皆で何時も思っていたから。君がマネージャーになってくれたら嬉しいんだ」

雫は目を見開くと、ふっと笑う

『…そんなに熱烈に誘われちゃ、断ったら女が廃る。そのお話引き受けましょう！』

幸「有難う。週三というか、出来れば土日の1日練習の時に手伝って貰えると嬉しい。土日はいつもはマネージャ業務してくれている子達にも練習してもらいたいからね｣

『分かった。取り敢えず入部届け書いてくるね』

こうして、雫は怪奇現象研究部存続の為

そして、彼らのテニスを間近で観るため

テニス部マネージャーになるのだったー