【進撃の巨人】壁外の魔女2【リヴァイ】 (ページ38)

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友達と花2 ページ38

アニSIDE

彼女と花冠を作ってて思ったことがあった。

彼女は本当に器用で、繊細。

ということと

人を笑顔にする力がある。

ということ。

私は、彼女と居ると心が軽くなる。それに加えて頬が勝手に緩む。

ア「……」

でも、心はズキリと痛いまんま。

私の秘密を知ったら、彼女はどんな反応を示すのだろう。

離れていくんだろうな……

貴「アニ」

ア「…ん？」

不意に呼ばれ、視線を手元からユキに切り替えた。

切り替えた時、頭に違和感を感じた。

貴「アニ、似合うよ～」

ア「……」

頭を触ってみると、花冠だろうものが私を飾っていた。

ア「……ユキ」

貴「おん？出来た？」

私は、下手くそな花冠をユキの頭に乗せた。

花冠を乗せる時、ユキは目を閉じていた。

その顔や姿はとても美しくて、女である私でもドキドキする位だった。

＿本当に、この世界は残酷なだけじゃないんだ。

だって、ほら、お父さん。

居たよ。

＿＿こんな私でも、頼れる人が。