ぷちょへんざっ！【BTS】 (ページ22)

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# 魔法少女ララページ22

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「オッパ～？入りますよ～？」

ドアの外から可愛い声が聞こえるけど、答えられる元気を持ち合わせてない俺は黙り込んだまま携帯に視線を落とす

「オッパ！日本のコンビニってスゴイですよね！！」

それでもAは勝手に勢い良く部屋に飛び込んで来て

…本当に出会った頃と変わったな…

こんな時でも最近考えてるソレばっかり。

「オッパ、さっきグクが～…」

「オッパ、そう言えば～…」

「オッパ！…～ってのがあったんです！どう思います？！」

ゴメンね、A。

オッパは今そんな気分じゃないや。

隣で俺の腕をぶんぶんさせながら色んな話題を出すAにもイライラが募る

「今日のホビオッパの声量やばかったよねｗｗｗｗｗｗ」

隣で今日のホビヒョンにツボって吹き出して笑い始めたAに我慢出来なかった

「…っるさいな…自分の部屋に戻れよ！」

しまった。

気が付いた時既に遅し

目の前のAは俺の目を見つめたまま固まってる

激しい後悔の波が押し寄せて

今は素直に口に出来ない謝罪の変わりにAの頬に手を添えると

「…んなよ…」

下を向いたAが何かボソッと呟いて

「なめんなよ」

頬に添えられた手を振り払うと同時に、俺の肩をドンッと押して低い声で一言。

Aのあまりにも冷たい目に背筋が凍る

でも、次の瞬間

「ジミンオッパ、笑いましょう」

ニコッと笑顔に戻ったA

「A…俺、」

「何も言わなくていいです。知ってます。皆も私も、armyだって」

堪えてた何かが溢れそうで

さっきまでヒョン達に頭が痛くなるほど言われた言葉が消えて

脳裏に浮かんでた液晶画面に並ぶ冷たい言葉が薄れて

「ごめん…ごめん…

本当にごめん。こんなオッパで」

自分でもびっくりする位、出てきた言葉は弱気で。

「人間上手くいかないときだってありますから」

今日の自分の態度で沢山の大切なファンを傷つけて、涙を流す子だって居て…

ヒョン達からは散々説教喰らって、テヒョンとグキだって呆れてたはず。

そんな自分に１番やるせないのは自分自身

それに気付いてるんだから

怖いんだ、この子が。

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