不良時々極甘【橙】【stxxx】

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真っ先に目に入ったのは血溜まりに倒れているAとミズキ。

一瞬放心状態になる。

(な「固まってる場合じゃないよ！ジェルくん！」

(ジ「つっ……今助ける」

Aの元に寄ろうとした時、ドアが勢いよく開く。

ドア先に立っていたのは、自分よりも少し背の大きい男。

こいつがやったのか…

(「異変を感じたかと思えば廊下はこの有様……橙河…どうしてくれる、?」

(ジ「…それはこっちのセリフや」

(「確かになwwwwwwwwwww」

(な「…さっさと終わらせちゃおうよ、Aちゃん達が死んじゃう」

(ジ「分かってる」

とは言っても、体格差がありすぎる。

手を出そうとしたところで、押し返されるだけだ。

立ち往生になって困り果てていると、なーくんが前に出る。

(「おう、? まずはお前からか?」

(な「うん！」

(「威勢がいいチビだなぁwww」

(な「やるねっ」

拳を振りあげ、男に振りかかろうとするなーくん。

無茶や…

ｶﾞｼｯ(セルフ)

案の定、拳を掴まれ返される。

(「wwww 自信満々のマヌケだn…はっ、!?」

(な「マヌケはどっちかな、?」

そう言った瞬間、男が遠く離れた壁に打ち付けられる。

(「ぐっ…な、な、な、何なんだよお前！！！」

(な「ふぅ…こんなものかな、?」

(ジ「…」

殴った方の手を払いながら呆然としている俺に囁いてくる。

(な「後はジェルくんに任せるよ」

(ジ「……分かった」

(「ひっ…やめてくれっ……」

(ジ「最期に聞かせろ、何でAを拐った、?」

(「女に命令されたんだよっ……お前の元カノだって言う奴からっ…」

元カノ…

(「ぐぁっ…」

気絶する男を見、気が抜ける。

(な「ジェルくん、俺はミズキくんのこと運ぶから、Aちゃんのこと運んで。 病院行かないと！」

(ジ「分かった」

颯爽とAを持ち上げ、病院へ向かった。

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