もしも山田家長女が前向きで生きてたら

二郎 ページ14

振り返るとそこには、二郎がいた

二「うわってなんだよ」

『てか、なんで二郎がいるの？』

なんでいるんだ？
呼んだ覚えはないし、二郎の帰り道もここを通らないから
見られるなんてこともないはず…

二「あ？Aのダチが教えてくれたんだよ」

桃華かぁ…あのまま帰ってなかったのね

明日お礼言わないとな

すると二郎が私の前に立ち

二「おい、テメェら俺の妹に何しようとしてたんだよ」

と、今まで聞いたことのないような低い声で言った

「ひっ、二郎…先輩」

と怯える女子たち

二「あ？」

「ち、違うんです！この子が私たちの事バカにするから！」

二「それでも、手ェ出して良い理由にはならねぇだろうが！」

その後、女子達はビクビクしながら去っていった




二郎が私を守る背中が少しかっこよかった




なんて絶対言わないけど

二「おら、帰んぞ」

と、私の前に(私の)バックを突きつけてきた

『………』

無言でバックを受け取る

二「感謝の言葉無しかよ〜」

と、独り言のように呟いていたので

『ありがとっ！じろにぃ！』

と、二郎の腕に自分の腕を絡め、甘えてあげた

二「っっ////おっ、おう」

二郎は顔を真っ赤にして照れていた








まぁ、さっきの言葉は

『嘘ですけど』

二「嘘かよ！」





その後、仲良く家に帰りました☆
(帰り中、二郎はブツブツ言っていた)

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