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村雨丸side
「村雨丸が……！？」
蜥蜴丸が部屋を飛び出して行って数分。
僕と燭台切はいなくなったあいつのことを捜していた。
この本丸むだに広いもんなー、捜すのにも手間がかかってしまうだろーが。
……やっぱり、僕が現世に降ってきたのは間違いだったのかも。
蜥蜴丸をあんなに取り乱させてしまうような状況になるとは、思いもしなかった。
そこは反省しとかねーと。
……でもなぁ。
僕をおいて一人で現世に行ってしまったあいつがもう、心配で心配でたまらなくて。
だって蜥蜴丸って、江戸城爆発させようとかおっそろしいこと考えるようなやつだぜ？
あいつには僕がいないとダメなんだよ。
僕にもあいつがいないとダメだけど。
…僕たちこれでも兄弟なんだし。
「村雨丸くん、僕はこっちを捜してみるよ。きみはそっちをお願い」
「わかった」
一部屋ずつ覗いていく。
いねーなぁ……蜥蜴丸のやつ、ほんとどこ行ったんだよ？
『＿＿＿＿！』
「……？」
あれ、今なんか聞こえたような……こっちか？
曲がり角を右にまがる。
たしかこっちにあるのは審神者部屋…だったよな？
審神者部屋の前までつくと、なんか中からものすごい神力が放出されていた。
少し開いた襖からバチバチと音をたてて漏れだしている。
な、なんだなんだ！？
これ、蜥蜴丸の神力か！？
そっと中を覗くと、くだんのあいつが主の襟首を掴んで食いかかっているのが見えた。
なにやってんの蜥蜴丸！？
……耳をすまさなくても声はばっちり聞こえてくる。
「村雨丸は私の兄弟です！」 とか、
「政府だかなんだか知らないけど、うちの『弟』に危害を加えるつもりなら容赦なく切り捨ててやるまでですよ！」 とか。
しまいには嗚咽まで聴こえてくる。
………あーもー、まったく。
本当にこの兄貴は。
だからあんたはいつまでたっても！
襖をいっきに開けはなち、蜥蜴丸の背後に飛びかかった。
「蜥蜴丸ー！！ おまえ好き勝手言ってくれてんじゃねーかこのやろー！ ふざけんな惚れちまうだろーがーっ！！！」
「ぎゃあああぁあああっ！！？」
あーもう僕一生おまえと離れねーよ！ 約束する！ 蜥蜴丸よりいい兄貴なんてこの世にいねーもん！
「ふざけるなさっさと離れろ村雨丸！ 私だっておまえが＿＿！」
気づけば僕のからだは宙を舞っていた。
……あーあ、また怒らせちゃったかな、とか。
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豆腐 - 更新 楽しみにしてます！！！！ (2017年6月7日 20時) (
レス) id: 97b1ec965e (このIDを非表示/違反報告)
楽 - ぽいとねすさん» そうなんですか？充分素敵ですのにΣ(ﾟдﾟ；) (2016年7月8日 21時) (レス) id: b4ed3aa67f (このIDを非表示/違反報告)
ぽいとねす(プロフ) - 楽さん» そう言ってもらえて嬉しのですが……なーんか満足いかねー……(( やっぱり今日明日中にってムリがありましたかな… (2016年7月8日 17時) (レス) id: 005b539104 (このIDを非表示/違反報告)
楽 - んんんんんんん作者様ありがとうございますご馳走様です！！！(歓喜の涙ー )← (2016年7月8日 14時) (レス) id: b4ed3aa67f (このIDを非表示/違反報告)
ぽいとねす(プロフ) - 楽さん» 気にしないでくださいw 楽さんの反応おもしろ……ww (2016年7月6日 18時) (レス) id: 005b539104 (このIDを非表示/違反報告)
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