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審神者side
「審神者！ どこですか審神者！」
バシンと大きな音をたてて開けられた襖の前に立つのは、みしらぬ誰かだった。
「……どこのお嬢さん？ つーかどうやってここに入った？」
「ふざけてるんですか！？ 私ですよ私！ 蜥蜴丸です！」
「………はぁー！？」
えっえ、この女性(じゃねーや、胸が無い)が！？
まじで、蜥蜴丸！？
「おまっ、そんな素顔だったのか……！？」
「そんなことを言っている暇はないし審神者を呪っている暇だってありません！」
ガシッと襟元をつかまれる。
そのまま超至近距離で蜥蜴丸は凄んだ。
「燭台切から聞きました……村雨丸を政府に引き渡すですって！？ どうして！」
「……！」
キッ、と俺を睨みつける。
……さすがは神のはしくれ、ものすごい迫力だ。
こころなしかバチバチとプラズマが飛んでいるようにも見える。
「……お、落ちつい」
「これが落ちついていられますか！？
アンタは自分の兄弟がどこの馬の骨だか知らないやつに連れ去られそうになっているのを、黙って見ているような人なんですか！？
これでもアンタのこと、まあまあ良い審神者だと少しは認めていたつもりだったのですが……
私の勘違いだったようですね……！」
「……つ、連れ去られるとかじゃなくあくまで保護で……
どこの馬の骨ってわけでも無いぞ、ちゃんとホワイトな政府の役人さんだし」
「認めません！！」
蜥蜴丸は絶叫する。
目元には涙まで浮かんでいた。
「村雨丸は私の兄弟です！ 血や刀派なんて繋がりが無くても……！
私には兄として、あれを守る義務がある！ そう決めたんだ！
政府だかなんだか知らないけど、うちの弟に危害を加えるつもりなら容赦なく斬り捨ててやるまでですよ！！」
「………。」
「お願いします、審神者！！
弟は……弟だけは……！」
しまいには深々と頭まで下げる。
……こいつ、ほんとに蜥蜴丸か……？
俺の言うことなんも聞かなくて、村雨丸を冷たくあしらって、菓子くれる燭台切にしか懐かない、あの問題児が……？
……そんな「お兄ちゃん」な顔しやがって。
「似合わねーよ、蜥蜴丸」
「………」
「…まぁ、任せとけって。なーに心配はいらねぇよ！
俺はこれでも、けっこう頭はいいほうなんだぜ？」
「！ ……いいんですか？」
「もちろんだ！
政府の役人さんたち、黙らせてやろうぜ！」
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豆腐 - 更新 楽しみにしてます！！！！ (2017年6月7日 20時) (
レス) id: 97b1ec965e (このIDを非表示/違反報告)
楽 - ぽいとねすさん» そうなんですか？充分素敵ですのにΣ(ﾟдﾟ；) (2016年7月8日 21時) (レス) id: b4ed3aa67f (このIDを非表示/違反報告)
ぽいとねす(プロフ) - 楽さん» そう言ってもらえて嬉しのですが……なーんか満足いかねー……(( やっぱり今日明日中にってムリがありましたかな… (2016年7月8日 17時) (レス) id: 005b539104 (このIDを非表示/違反報告)
楽 - んんんんんんん作者様ありがとうございますご馳走様です！！！(歓喜の涙ー )← (2016年7月8日 14時) (レス) id: b4ed3aa67f (このIDを非表示/違反報告)
ぽいとねす(プロフ) - 楽さん» 気にしないでくださいw 楽さんの反応おもしろ……ww (2016年7月6日 18時) (レス) id: 005b539104 (このIDを非表示/違反報告)
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