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「蜥蜴丸殿、まだ髪が濡れておりますよ」
「？」
風呂上がり。
私は謎の飲み物「茶色の牛乳」を飲み、そのまま自室に向かおうとしていた。
そこで一期一振に声をかけられる。
「髪を乾かさないままで寝ると風邪をひいてしまいます。
タオルはそこにありますぞ」
「………いえ、面倒なのでイイです」←
「なっ、蜥蜴丸殿！？」
一期一振が弟たちの髪を拭いていて動けないのを良いことに、私は廊下に出た。
ちなみに村雨丸は鶴丸とどこかに行ってしまった。
仲が良いですね…。
「……おい、あんた。……聞いているのか蜥蜴丸」
「はい？」
背後から名前を呼ばれて振り向けば、山姥切国広がいた。
「……聞いたとおりだな。あんたも布を被っているのか」
「……ええ、まあ……人に見られたくないので。
なにか用でも？」
「特にない。見かけたから声をかけただけだ」
ふぅん。
としか言いようがありませんね。
今すぐこの場を立ち去るかと考えていると、山姥切の向こうに二人ほどの影が見えた。
「あ、兄弟！ 主さんが帰ってきたけど、呼んでいたよ！ 早く行ってあげたらどうかな？」
「……そうか」
「カカカカカカカカ」←
「かかか？」
なにやら笑っているようすの刀剣に首を傾げる。
「拙僧もまだまだ未熟であるな……今や蜥蜴丸の布を取りたいという衝動を殺しきれん！」
「やめてください」
二、三歩後ろに下がった。
「…………やられる前にやりましょうかね」
「なぬっ！？」
「蜥蜴丸さん、初めてのお風呂はどうでしたか？」
「最高でした」
「それはよかった！」
「そろそろいい時間だから、明日のためにも早く寝てね！」
「……(お母さん二号？)」
迂闊にもそんなことを思ってしまいました。
ちなみに一号は燭台切。
「おやすみなさーい！」
「……どうも」
山伏・堀川の国広兄弟が見えなくなった途端、私の肩に誰かが手を置く。
「そういう人見知り直したほうが良いぜ？ 蜥蜴丸」
「……鶴丸となにをしていたんですか、村雨丸」
「ああ、ちょっと落とし穴を掘りに……何でもないっス」
「短刀が落ちたらどうするんですか……！」
「だ、だからなんでも無いって！ いでっいででで」
耳をギュイーッと引っ張った。
涙目でこっち見てるけど知りません。
「蜥蜴丸ー、髪拭いてやろうか？ びしょ濡れじゃん」
「……なら、お願い」
「任せろよ！ 一滴残さず拭き取ってやるからな！」
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豆腐 - 更新 楽しみにしてます！！！！ (2017年6月7日 20時) (
レス) id: 97b1ec965e (このIDを非表示/違反報告)
楽 - ぽいとねすさん» そうなんですか？充分素敵ですのにΣ(ﾟдﾟ；) (2016年7月8日 21時) (レス) id: b4ed3aa67f (このIDを非表示/違反報告)
ぽいとねす(プロフ) - 楽さん» そう言ってもらえて嬉しのですが……なーんか満足いかねー……(( やっぱり今日明日中にってムリがありましたかな… (2016年7月8日 17時) (レス) id: 005b539104 (このIDを非表示/違反報告)
楽 - んんんんんんん作者様ありがとうございますご馳走様です！！！(歓喜の涙ー )← (2016年7月8日 14時) (レス) id: b4ed3aa67f (このIDを非表示/違反報告)
ぽいとねす(プロフ) - 楽さん» 気にしないでくださいw 楽さんの反応おもしろ……ww (2016年7月6日 18時) (レス) id: 005b539104 (このIDを非表示/違反報告)
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