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乱side
「また、大広間……ですか」
「そうだよ！ ちなみに、今日のオヤツはマカロンなんだって！」
「知りません」
「だよね！」
襖は開け放してあったから、ぱしーんと開けることもなく広間に入った。
一歩進めば、薬研以外の兄弟たちがぎょっとした顔をする。
それは一兄も同じで。
「な……乱！？ なぜ、蜥蜴丸殿と手を繋いでいるのですか！？」
「え、じゃないとついて来てくれそうに無かったもん」
「ひぃ……！」
「おい蜥蜴丸さん、五虎退のこと怖がらせるなよ！」
あ、ちょっと今のはダメなんじゃない？ 厚。
いきなりそんなこと言われたら蜥蜴丸さんだってイラつくと思うんだけど。
……けど、予想に反して蜥蜴丸さんはとくに怒ったようすを見せずに、淡々と話すだけだった。
「……私は、べつにそこの短刀を怖がらせようなどとはしていません」
「嘘つけよ、睨んでただろ！」
「ちょっと、厚！」
さすがに止めに入った。
なに空気悪くしてるの！
「……弟が申し訳ない。 厚、謝りなさい」
一兄が厚の肩に手を置いた。
「けど一兄！」
「厚」
「………ごめんなさい」
「……なぜおまえが私に謝るのですか？
それより、何を食べているんですか薬研藤四郎……とても気になります」
「は」
蜥蜴丸さんの注意は、すでに今日のオヤツに向けられているようだった。
厚、どんまい！
「マカロンだぜ、旦那」
「……やたらと色がついていますね……毒でも入っているのでは…？」
「美味いぞ？ 旦那も食えよ」
「………」
蜥蜴丸さんはだんまり。
毒なんて入ってるわけ無いのにねー？
燭台切さんの手作りだよ？
というかボクたち、ずっと立ちっぱなしだったね。
蜥蜴丸の腕を引く。
「蜥蜴丸さん！ こっち座ろう！」
「離しなさい」
「いいから！」
ボクと五虎退で蜥蜴丸さんを挟むような感じに座った。
そして蜥蜴丸さんはずっと五虎退のほうをガン見してる。
五虎退はビクビクしてるけど……まあ、大丈夫でしょ！
「う、うぅ……」
「……それ、虎ですか」
「……え？」
気付いたらいつの間にか二人は仲良くなっていた。
虎がモフモフされてる。
「なあ乱、旦那の部屋はどこだ？」
「えっとね、北側の七部屋め！」
「そうか」
「どうかしたの薬研？」
「明日から俺が旦那を起こそうかと思ってな」
「あ、ならボクも行く！」
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豆腐 - 更新 楽しみにしてます！！！！ (2017年6月7日 20時) (
レス) id: 97b1ec965e (このIDを非表示/違反報告)
楽 - ぽいとねすさん» そうなんですか？充分素敵ですのにΣ(ﾟдﾟ；) (2016年7月8日 21時) (レス) id: b4ed3aa67f (このIDを非表示/違反報告)
ぽいとねす(プロフ) - 楽さん» そう言ってもらえて嬉しのですが……なーんか満足いかねー……(( やっぱり今日明日中にってムリがありましたかな… (2016年7月8日 17時) (レス) id: 005b539104 (このIDを非表示/違反報告)
楽 - んんんんんんん作者様ありがとうございますご馳走様です！！！(歓喜の涙ー )← (2016年7月8日 14時) (レス) id: b4ed3aa67f (このIDを非表示/違反報告)
ぽいとねす(プロフ) - 楽さん» 気にしないでくださいw 楽さんの反応おもしろ……ww (2016年7月6日 18時) (レス) id: 005b539104 (このIDを非表示/違反報告)
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