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貴「…もう昔の事なんてどうでも良い…ねぇ?早く殺り合おうヨ?それが夜兔でしょ?」
“木の下”なんて言われても
そこら中に木くらいある
特別な木の下なんてある訳ない
私は神威の目を真っ直ぐ見て
目を細めた
神「そうだネ…血は争えないな、A」
神威は意味ありげに少し目を開いた
ートクンー
何故だろう?
こんなに恋しくなるなんて…
胸の奥を“ギュッ”って締め付けられる様な
不思議な気持ち…
そんな思いを秘めながら
神威に向けて拳を飛ばす
だが受け止められて
前の様に引き寄せられそうになる
透かさず蹴りを入れる
もろ当たったのに
表情一つ変えない
むしろ…
反撃をしない…
貴「…殺る気あるの?」
神「ないヨ」^^
貴「…っ!私を舐めないで!」
そう言って私は再び殴ろうとした
でも
出来なかった…
神威が…
心から笑っていたから
本物の笑顔は…
何の為に?
誰に向けてやってるの?
……あぁ…そっか…
……私は…
ー『弱い奴に興味はない』ー
思い出したヨ…
あの時
私は…
ずっと神威の隣に居れば
良かったんだ…
神威…
貴方の本物の笑顔は
奇跡を起こす…
殴ろうとした私の拳は
力を緩め
神威に近付こうとした
なのに…
今思い出しても無駄だったことを
何で気付かなかったんだろう?
神威は私に刃を向けて
無惨に降り下ろした
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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作者名:RION | 作成日時:2016年4月25日 18時