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土「…で、どうだ?やってみねぇか?お前のその腕なら…」

貴「嫌だネ!」

総「アンタなら副長の座、狙えやすぜイ」

土「テメェは俺を消したいだけだろ!」

総「な〜んだ、ちゃんと自覚あるじゃないですかイ…なら俺に譲れや、土方コノヤロー」

太陽が散々と輝くなか
何故か私は真撰組にスカウトされている

今日は一段と暑い

貴「私、帰るヨ」

土「あっ!おいっ!」

二人の前を押しきって
人混みに紛れ込むようにして姿を消した


あーあ…やなこった…
オッサンの裸をうっかり見てしまった気分だヨ…
私には宇宙を手に入れる為に生きているというのに…
あんな所じゃ大好きな血が自由に浴びる事が出来ないヨ^^


少し歩くと“万事屋”と言う看板が見えてきた


?「銀ちゃ〜ん!アイス買ってヨ!!」

銀(?)「金がねぇの!無理に決まってんだろ!欲しいなら金盗んで来い!」
?「おいー!それアイス食べれるどころか犯罪だから!」


前から小煩い三人組が歩いて来た

一人は銀髪のテンパ
もう一人はムッツリ眼鏡
三人目は傘に白い肌

私はそのチャイナ娘に見覚えがあった
だがすぐに消えてしまった
ただ…一つ分かること

貴「へ〜…こんな所に夜兎が…でも弱そう…」


流石に外見で決めつけるのは良くない
私は声を掛ける事にした


貴「ねぇ、君!私と殺り合おうヨ」^^

?「………お前…」


さっきまで笑顔だったチャイナ娘は
私の顔を見た瞬間
笑顔が嘘のように消えてしまった

楽「何言ってるアルか!私アルヨ!神楽アル!久しぶりネ!」


私は頭の上にハテナマークを浮かた


貴「かぐ…ら??ゴメン…覚えてないや…」


…そう…

私は幾つもの戦地を越えてきた
そのせいできっと…昔の記憶は…


楽「成る程な…でもゆっくり思い出せばいいネ!それまでここに住むヨロシ!」

貴「ん〜…やめとくヨ…戦う方が良い!」

楽「お前…私のバカ兄貴と一緒アルな…」

貴「…兄貴?」

楽「…お前が…お前が捨てた神威がっ!」


ーズキンー


楽「忘れたなんて言わせないアル!バカ兄貴だけど、ずっとお前の事を…!」


そう言って何処かに行ってしまった


銀(?)「おい!待て!行くぞ、新八!」

新「あ、はははい!!」


私はとても大切な事を忘れているのかも知れない…


沢山の人が行き交う中
賑わっている筈のこの町は
風が吹く音しか聴こえない様に感じた

2   神威side→←序章*


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  • 恋愛運: ★★★☆☆
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設定タグ:銀魂 , 神威 , シリアス   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:RION | 作成日時:2016年4月25日 18時

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