173話 何故顔色が悪くなるんですかね? ページ28
これって深夜になったらもっと綺麗になるのでは!?
食い入る様に外の景色を眺めていたら、後から入ってきた2人に微笑ましく見られていた
「貴女はこの景色に驚くだろうと思っていましたが想像通りですね」
「ベースとはまた違った景色で綺麗な街並みだろう?」
今の姿を見られていた事が恥ずかしくて、顔がポッと熱くなったので誤魔化す様にえへへ…と笑いながら頷く
――この後、銃兎さんが部屋の説明をしてくれた
冷蔵庫やお風呂の場所等、他にも寝る時はベットで寝ていいって言ってくれたけど申し訳ないな……
夜ご飯は理鶯さんがベースで作った物をタッパーに入れて持ってきてくれたらしい。それを見た銃兎さんの顔色が青く見えたのは気の所為か…?
「では私達は出かけて行きます。帰る頃になったら連絡しますので」
『はい!分かりました!2人共お気をつけてです!!』
玄関まで2人を見送れば理鶯さんは「行ってくる」といつもの様におでこにキスをした。いつもの事でも、嬉し恥ずかしいのでえへへ…と笑っていると、銃兎さんも「行ってきます」と頬にキスをした
2連続は流石に予想していなかったので、顔が爆発するかの様に熱くなり声まで裏返りながら『い、行ってらっしゃいです!?』と手を振る
その姿を見た2人は満足気に笑いながら部屋を出て行った
2人が居なくなった部屋は静寂に包まれ、私の心臓の音がよく聞こえる
やっば顔が熱い……!落ち着かないと!深呼吸、深呼吸……!!
目を閉じ、大きく吸ってゆっくり吐く。……まぁ少しは落ち着いたかな?
時計を見ると6時を回っており、お腹がグゥ…となった。少し早いけど夜ご飯にしよう!
テーブルに頂いたタッパーを広げる。蓋を開けると蜂の子の甘露煮、山菜炊き込みご飯、蛇の丸焼きが入っていた
一気に広がる美味しそうな香りに思わず涎が止まらない!!
理鶯さんありがとうございます…!!
食材と理鶯さんに感謝しながら手を合わせ食事にがっついた
・
――数時間後、とある山の入口にて
ここで銃兎と理鶯と待ち合わせをしている左馬刻は、舎弟の廉貞と2人で待っていた
「悪ぃなこんな時間に頼んじまってよ」
「いえ、カシラの頼みですから」
「妹元気か?」
「はい、お陰様で元気に学校に行ってます」
「そうか…」
他愛ない話をしていると時間通りに車が2人の前で停車――銃兎と理鶯が降りて来た
「悪い、またせたな」
「ンな待ってねぇよ。ンじゃ廉貞案内しろ」
「畏まりました」
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刹那(プロフ) - 戦国娘さん» 戦国娘さん読んでいただきありがとうございます!題名に惹かれたなんて嬉しい言葉感激です!頑張って考えた甲斐があります!!次の章は全力制作中なので50話が溜まり次第更新します!! (2021年3月17日 8時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
戦国娘(プロフ) - 題名に惹かれて全話読破しました!もう次の更新が楽しみすぎますo(><;)(;><)o次話の更新楽しみしてます(*^^*) (2021年3月17日 0時) (レス) id: 008b2d0f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那 | 作成日時:2021年3月2日 12時