ぼくらはずっと。 (ページ3)

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われら１年Ａ組！ページ3

「かず、またお昼にね！授業中寝るなよっ！」

雅紀「A、ニノが寝なかった日なんてないよ！」

まーくんが独特な笑い方で笑いながら言うから、
つられて笑って、それもそうか！と言ったら、
かずに頭を叩かれた。

そんなこんなで、隣のクラスのかずとは離れて、
まーくんと教室に入った。

「A、おはよ！昨日のイッテQ観た！？」

「ねーA、駅前にタピオカ出来るらしいよ！」

「雅紀！お前寝癖やべーぞ！」

「俺ワックス持ってるけど使う？」

教室に入った途端、何人かに話しかけられる。
自分で言うのも変だけど、
まーくんも私も友だちは多い方なんだよなぁ。

だから、あの人たちとも仲良くなれたのかな？
なーんて、ふと思う。

SHRの時間になり、担任の横山先生が入ってきた。

「席につけー、はじまるでー」

まーくんと私は、先日の席替えでお隣さんになった。
嬉しかったんだけど、一番前なんだよなぁ。
でも、私は窓際だからまだいいけどね。

まーくんは、先生に指されるから
とっても嫌らしい。
その分、私は指されずに済んでいるよ。
いつもありがとう、ごめんね、まーくん！！

そして、あっという間に1時間目が終わった。

2時間目に向けて、この10分の休み時間は勝負になる。
その理由は…

「まーくん！次の数学、小テストあるらしい！
といことで、私ちょっと行ってきます！」

雅紀「俺も行く！行きたい！」

同級生、先輩たちの間を抜けて…
向かった先は、２年Ａ組。

上級生の階って、何度来ても慣れない。
なーんかソワソワしちゃうんだよねー。

そんなことを思いつつ、教室の扉を開けた。