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いささかさっきより彼女、機嫌悪くなっていることには黒木も気づいてるだろうけど、、



黒「じゃ、あててみようか。まずアからアイ...」




その時。止まってる俺たちに気が付いたのか上杉が猛スピードで引き返してきた。




ぶつかりそうになった自転車を慌てて間隔をとる。



上杉「おい、黒木。おまえなあ、やたらと女ナンパすんのやめろよ。」




それとな、と言いながら細いフレームの眼鏡の鋭い目が今度は僕をまっすぐみる。





上杉「こーゆーとき黒木先生を止めるのはお前の役割だろ。ちゃんと見とけよ。」




黒木の子守りとか絶対無理だろ・・・と思いつつ苦笑いする。




『ん、Am○zonで首輪頼んどく。』




上杉「ああ、早く行こうぜ。」



上杉も一瞬彼女をみたかと思ったらさっさと行ってしまう。


時間ヤバいな、と思いながら横目でバッチリウィンクをした黒木をみる。



上杉についていくように早足で漕ぐ。


忘れちゃいけないな、と黒木を引きずりそこを離れた。






3  designer baby→←1



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作者名:無名てゃ | 作成日時:2020年7月29日 19時

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