藤北がBL映画に出演する話。

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「何してるの？」

俺はソファーで寛いでいる北山に声をかけると、隣に腰掛けた。

「藤ヶ谷のこと待ってた。」

そう言いながら、北山は俺の肩にもたれかかった。

「手冷たくない？皿洗いしてたから。」

「大丈夫。次は俺が洗う。」

北山は俺の手を握った。

「前から思ってたけど、北山って体温高いよね。」

「藤ヶ谷が低いんだよ。寝てる時、俺にくっついてるし。笑」

「それは暖をとってる。笑」

「俺は湯たんぽか。笑」

北山が笑う。つられて俺も笑う。

「そろそろ風呂いく？」

「ん。」

俺は北山の手を引いて、風呂場へと向かった。

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