好きになってもいいですか -2- (ページ28)

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広臣side

Aの好きなアイスで機嫌が直ると思っていた俺は大間違いだった

スマホをつつき画面を見せてきた

「それじゃなくてさ、、
　これだったら許してあげてもいいよ？笑」

「え、高くない？笑
　しかも通販限定だし。」

「え～そっかそっか。」

「分かった分かった！
　ごめんって、買うから。」

「臣さんはAに甘いですね。笑」

確かに甘やかしすぎだけど、Aの嬉しそうな顔みたら、いいかななんて思ってる

「届いたら一緒に食べようね」

ほらね、可愛い事言ってくれる

「あ、冷凍庫にあるのも消費しなきゃ！笑」

「てかそんだけ食べてて、よく太んないね」

「いや、ちょっとヤバいんだよね。笑
　だからさ…最近ジム通ってる。」

「「は？」」

思わず壱馬と言葉がかぶった。

そこまでして食べんのかって可笑しくて笑ってる俺に対して、壱馬はなんか怒ってる？

.

「「臣さーん！」」

「あ、呼ばれてるし私たち帰ろっか！」

「臣さん、今日はありがとうございました」

いつも通りに笑顔を向けてきた壱馬

なんだ、気のせいか。

他から呼ばれた俺は2人とわかれた

仲良くやっていくだろうと思ってた2人に、試練が訪れるとはこの時はまだ誰も思ってなかった

　