好きになってもいいですか -2- (ページ27)

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広臣side

関係者席に目をやった時、妙に距離感の近いAと壱馬が目に入った俺は、控え室で確信した

そんな俺の言葉に、あたふたとしてるAと思わず口走ってしまったって顔の壱馬

2人とも俺にとって可愛い存在だ

Aからは岩ちゃんとの事、壱馬からは今こうして付き合いだした事を話されお礼を言われた

俺なんて大した事してないし、
2人が幸せなのは俺にとっても嬉しい

岩ちゃんはまた慰めとかなきゃだけど。笑

「A、優しいし良い奴だからさ、
　ちゃんと大切にしてあげてね！」

「あ、はい！もちろんです！」

Aの肩を組みながら壱馬と話す

「てか壱馬って一途だよね。
　まあ確かにAは良い奴だけど、こいつの何がそんなに良かったの？笑」

「なんか最後、一言余計なんだけど。笑
　でも私も気になるかも…」

「え、うーん、挙げたらキリないな…
　でももう全てが愛おしくて大好きです！」

「うわ～サラッと言えちゃうんだ。笑」
　
　

「あ、いや、すいません///」

照れ笑いを浮かべる壱馬

「茹で蛸みたいな顔しやがって。笑

　めっちゃ幸せオーラ放ってんじゃん！」

壱馬のストレートな言葉にがっつり照れてしまって真っ赤な顔のAを弄っていると、今度は頬を膨らませてプリプリしだした

「今度はフグになってる！笑」

「あ～もう、登坂さんが虐める～」

そう言って壱馬に助けを求めるAと、そんなAの頭をポンポンし愛おしそうに見つめる壱馬

「イチャつくなら帰ってしてよ。笑」

「もう！登坂さんのせいじゃん！笑」

「はは。兄妹喧嘩みたいですね。笑」

「それを言うなら、2人の方が似てるし兄弟みたいだよ」

やっぱ俺と壱馬って似てんのかな

てか壱馬はなんか照れてるし。笑

「でも兄より弟の壱馬の方が好きか、Aは。笑」

「もうっまたそういう事言う～」

やっぱ意地悪を言ってしまう。笑

.

まだプリプリしてるA。笑

「Aの好きなあのアイス買ってあげるから、機嫌直して～笑」

これで絶対許してくれる

いつもそうだったから

　