恋と笑いは紙一重２【芸人短編集】

ポケビVSブラビ 【内村・南原】 ページ19

kurumikan212さんのリクエストです。





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CHIAKI｢今日は私達のライブ来てくれてありがとー!!!!｣


『残り２時間も楽しんでいってねー!!!!』





今日は東京目黒区にて、ポケットビスケッツのライブです！久しぶりのライブで私もチアキもウドもテルも！もちろんファンの皆だって、大いに盛り上がっております！




"エー、コルァ！皆、不健康にしてたかァ!?"




何処からともなく、そんな声が聞こえて来て、私達はライブを中断し辺りを見渡す。すると舞台の縁の通路からブラックビスケッツの南々見狂也もとい、南原さんとビビアン・スーさんと天山ひろゆきさんがやって来た。


会場は騒然。まさかいきなり私達ポケビのライブにブラビが乗り込んで来るとは思いもしなかった。舞台の中央にブラビが歩いて来る。





南｢エー、コルァ！テメェら、またライブなんてやってんのか！おぉ!?｣


テル｢お前らには関係無いだろ！それにいきなり俺らのライブに乗り込んで来やがって、何しに来たんだよ！｣


天山｢今日はAに用があんだよ。｣


『わ、私？』




皆の視線が私に集中する。すると、ビビアンさんが私に近付いてきて、私をひょいと持ちあげて肩に乗せた。えぇっ!?女の人でもこんなん出来るの!!?私がオロオロしていると、ビビアンさんがテルに向かって指を指した。




ビ｢アンタらのボーカルのA、私達が貰ってくわね。｣


ウド｢あぁっ!!Aちゃん！｣


テ｢Aをどうするつもりだよ！｣


南｢俺らブラビの新しいメンバーにしようと思ってよ。ちょっくら頂くわ。｣


テ｢何だよテメェ！Aは俺らのメンバーなんだよ!!｣


南｢ンだよ、うっせぇなコルァ！好きにさせやがれ!!｣




南々見さんは私の左手首を引っ張り、テルは私の右手首を引っ張る。こんな事されても、私にはどうする事も出来なく二人の間で引っ張られるばかり。


するとテルが私を思い切り引っ張った。その力に促されて私はポケビの方によろけてチアキに受け渡される。




チ｢私達の大切なメンバーを取ろうとしないで！早く出て行きなさい！｣


南｢っ…！お前ら、今回はずらかるぞ！｣


テ｢ずらかるって古っ。｣





南々見さんたちは急いで会場から出て行ってしまった。私達は勝利の喜びとして"yellow yellow happy"を熱唱する。




今日もポケットビスケッツは平和(？)です。

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