嫉妬 【トット 桑原】 ページ15
すずかさんのリクエストです。
・
多田「おー、Aちゃん。お疲れ様ー。」
『はい、お疲れ様ですっ。』
昂生「あれ?髪切ったん?」
『そうなんです!結構バッサリいっちゃいました。』
亜生「可愛ええやーん。似合ってるでー。」
『ありがとうございます!』
今日、劇場で仕事があった僕は、遠回しに沢山の若手芸人に囲まれる劇場スタッフのAちゃんを見る。
……何やねん。あんなに笑って楽しそうにして。せやから男に囲まれんねん。イライラというか、嫉妬というか。僕はそれが隠せなくてAちゃんに近付いた。
桑「Aちゃん。」
『はい?あっ、今ミキのお二人と多田さんと私でこの後ご飯の約束してるんですけど、桑原さんもどうですか?』
桑「そんなんやなくて。ちょっと用事。」
『?、はい。』
皆から少し離れようと歩き出す僕に、Aちゃんが後をついてくる。ちょっとしたセットの死角に入ると、僕はAちゃんと向き合って、その小さな狭い肩に頭を乗せた。
『………桑原さん?あの……、髪の毛、くすぐったいです。』
桑「ガマンして。」
『えぇっ。ちょっとー、桑原さんってば!!どえしちゃったんですかいきなりー。』
Aちゃんはオロオロとして、僕の肩をポンポン叩いた。その手から、暖かい暖かい温もりが伝わって来て。今ここに君が居るのだと、改めて感じた。
桑「嫉妬したっていうか……こうやって二人でおりたかったんや。アカン?」
『いや……えっと、アカンくはないですけど……。』
桑「ならもうちょっとだけ、もうちょっとだけ。独り占めええ?」
『………本当にもうちょっとですか?』
桑「うん、ホンマ。」
『じゃあ、もうちょっとだけ。』
その細い腕が、僕の背中に回ってきて、優しく背中を撫でた。気持ちいい温かさに、雰囲気に。僕は深い眠りに落ちて行くように、君に溺れていく。
この時間がずっとずっと
続けばええのに。
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ユカリ(プロフ) - もりすずさん» リクエストありがとうございます!続編で書かせていただきます! (2018年2月10日 20時) (レス) id: bef552d582 (このIDを非表示/違反報告)
もりすず(プロフ) - お話ありがとうございました!凄く良かったです(´˘`*)それで、またまたリクエストなんですけど 銀シャリの鰻さんと久とろサの保田さんで取り合いのお話が見たいです。(同じような内容ですみません;;)ユカリさんの書くお話全て大好きです( ^^ )宜しくお願いします! (2018年2月10日 14時) (レス) id: 69b1d343c3 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - 御二方とも、リクエストありがとうございます!続編にて、書かせていただきます! (2018年2月10日 14時) (レス) id: bef552d582 (このIDを非表示/違反報告)
# M .(プロフ) - ありがとうございます !! また 、リクエストなんですが 、有吉さんでお願いします !! 有吉さんが他のタレントにデレデレして夢主が嫉妬する ( 有吉さんと夢主は付き合っている ) 、っていう感じのシチュエーションをお願いします !! (2018年2月10日 12時) (レス) id: 3e422ad197 (このIDを非表示/違反報告)
瀬良子 - 次のリクエストなんですが、もうすぐバレンタインなので「手が付けられない」の夢主がペンギンズのお二人にチョコをあげて「感謝の気持ち」を伝えて、二人は本命じゃないのかと言うけど思わせ振りにかわす夢主のお話が読んでみたいです。長文すみません! (2018年2月10日 8時) (レス) id: 418102ce26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユカリ | 作成日時:2018年1月31日 23時