【カゲプロ】私は化け物。彼は人間。

【39話】 ページ4

貴「んん〜」

貴「ここは？」

辺りを見回してみる。

貴「…学校？」

貴「ん？」

先「よ〜し、女子から走って来い！」

セ「A。走れるっスか？」

貴「うん！大丈夫！」

貴『私が二人……？』

紛らわしいので未来の自分が「」で
現在の自分が『』にします。

貴『あれは未来の私…？』

そういう事になるだろう…

貴「よし。走ってくるね？」

貴『あ…走ってる。』

貴「痛っ。」

貴『うわ〜』

自分が総代に転けた。
なんか…見るの辛い…
傷口からは血が出ている…

貴「嘘…でしょ？」

貴『ん？』

何かあったのかと心配になり駆けつけて見る。

貴「傷が…」

貴『治ってる…？』

貴「そんな…」

生「ねぇ、若葉さんを見て。」

生「え〜何あれ。目が真っ赤なんだけど。」

生「気持ち悪い〜」

生「あはは。言っちゃダメでしょ〜」

生「そうだね〜」

貴「なんで…？」

貴『癒す…蛇…？』

生「ねぇ若葉さんさぁ、転けて血が出てたしさ……」

生「傷口があるはずなのに……」

生「無いよね…」

生「若葉さんさ……」

生「『化け物』なんじゃない…？」

生「そうだね〜化け物…」

貴「あ…！」

周りの友達を見てみる。

貴『皆、化け物扱いしてんじゃん……』

マ「Aちゃん…！」

カ「大丈夫？」

先「瀬戸、若葉を保健室へ連れてってやれ。」

セ「は、はいっス。」

貴「う、うぅ…」

未来の自分の目は涙で一杯だった。

貴『私は…』

貴『化け物……』
そこで、自分の『異変』に気づくのだった。

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