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怪物に成り果てちゃってさ ページ8

セ「はっ、離してくださいっす!警察よぶっすよ?」





女の人が俺の腕をしっかり捕まえて離さない

男の俺でもはらえないほどの力強さで腕が痛んだ





女「あぁあ、見ちゃったんだ・・・私の宝物を」





女の人が片手で大事そうに見ている写真には、男の人が裸で縛られたりしていた

どの写真に写る男の人もすべて顔が整っていた





セ「あんな写真が宝物だなんて、頭おかしいっすよ・・・」

女「何がおかしいのよ!!」

セ「ああっ・・・!」




よりいっそう腕を強く掴まれて、俺の腕が悲鳴を上げた

折角きれいな顔をしているのに、女の人は般若のような顔をしていた





女「これは私の宝物、この写真に写っている男はみんな美しいでしょう?みぃんな私のことを愛しているのよ」

セ「・・ハッ・・・・・・」

女「私を癒して、私を美しく、若さを保つようにしてくれるの。たくさん愛をくれるのよ?」

セ「そ、れがどう、したんすか、俺には、関係ないっす・・・!」





思いっきり女の人を睨みつけた

すると顔つきが変わった

片方の腕で俺の胸倉を掴むと机の上に叩きつけた





セ「ああっ・・・!」





背中に鋭い痛みが走る

女なのになんてすごい力なんだろう・・・






女「私に逆らわないで・・・と言いたいところだけど、あなたは別ね。その顔も素敵だもの」

セ「うああああああ」





俺の首に女の両手が当たる

力を込められ、首が締め付けられた





セ「カハッ・・・や、めろ」





息苦しくなり意識がもうろうとする




女「やめられないわっ、たくさん写真を撮ってあげる!・・・良い顔してね?」

セ「やめろっーーーー!」





俺の唇には女の唇があり、口をふさがれた

唇の間から生暖かい舌が入ってきて、気持ち悪かった

俺の両腕をひとまとめにして片手で押さえ、もう片方の女の手が俺のズボンのチャックにかかった瞬間、意識を失った





セ「うあああああああああ!・・・ハッハッハッハッ」





目が覚めると視界には心配そうな顔をしたマスターがいた





セ「マス、タァ・・・・・」

マ「っ・・・!すまないセト君、私のせいでっ・・・・!」

セ「マスター・・・」







思わず俺はマスターに抱きつきながら泣いてしまった




女に男が襲われるなんておかしな話だと思う



けれども俺はマスターの顔を見て本当に安心したんだ

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設定タグ:カゲプロ , 夜咄ディセイブ , にひりんこ   
作品ジャンル:アニメ
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にひりんこ - そんなこと言っていただいて感動です!ありがとうございます!更新がんばります<(`^´)> (2015年11月2日 20時) (レス) id: 956bf5b6d4 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - 文才、凄いですね!w更新、自分のペースで良いので頑張ってください! (2015年11月1日 17時) (レス) id: 55b6b43dd5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にひりんこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tubbuanko2/  
作成日時:2015年10月31日 4時

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