10年は経ちそうなある日怪物の声がして心臓を飲み込んだ* ページ5
父「まったくお前は・・・どうして薬を飲まないんだ!」
『必要がないからだよ、私にはいらないもの』
父「A・・・!!」
いらだつお父さんをお医者さんがとめる
医者「まぁまぁお父さん落ち着いてください、Aちゃん、ご飯だけでも食べないか?」
『いらない』
医者「食べなきゃ死んじゃうよ?」
『いらないってば!』
思わず怒鳴ってしまった
その時、パンッという音がしたかと思うと私の頬に痛みが走った
父「いい加減にしろ、どれほど迷惑をかけたら気が済むんだ」
『っ・・・』
父が私の頬を叩いたのだ
『いい加減にするのはそっちでしょ!どうして病名くらい教えてくれないの?入院してる理由が分からないのに変な薬を飲まされても意味が分からないよ!』
自分が思っていたことをすべて父に告げた
父「・・・いいから飲むんだ!」
『かはっ・・・!』
父に無理やり口を開かれ、私はついに薬を飲んだ
屈辱にあふれていたがやがて目の前がぼんやりとして眠ってしまった
目が覚めた時父はいなかった
私が眠っている間に帰ったらしい
『・・・暇』
私はベッドから抜け出した時だった
看護士さんの会話が聞こえたんだ
1「Aちゃんのお父さんは?」
2「とっくの昔に帰ったわよ」
1「えー、かっこいいのにー」
2「でもあれなんでしょ?Aちゃんのお父さんって愛人がいるらしいよ」
『え・・・』
衝撃の事実が聞こえた
どういう・・・こと?
耳を澄まして盗み聞きした
1「えーーー!奥さんは?」
2「Aちゃんが生まれた時にお母さんは死んじゃったのよ、だからAちゃんが邪魔で病気なんてないのにずっと入院させてるのよ」
病気なんてないって・・・
1「ひどい・・・なら、いつも飲ませてる薬は何なの?」
2「あれは睡眠薬よ、入院してるのに薬をのまなかったら不自然でしょ?」
1「なるほどぉ」
2「あんたこれ誰にも言ったらだめだからね!誰かにばらしてらAちゃんのお父さんの権力でクビになるわよ」
1「絶対言わないっ!」
2「・・・本当かしら?笑」
そういうことだったんだ・・・
父のわがままのせいで私はずっと病院にいたんだ・・・
なぁんだww
『・・・ハハ、アハハ、ハハハハ!』
笑うことしかできなかった
なのに私の目からは涙があふれていて、どうしようもなかった
嘘をつき続けろってさ*→←じゃあちょっと喋ろうか、僕の非凡でいて妙なとこ、平凡を装った僕がずっと悩んでること*
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にひりんこ - そんなこと言っていただいて感動です!ありがとうございます!更新がんばります<(`^´)> (2015年11月2日 20時) (レス) id: 956bf5b6d4 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - 文才、凄いですね!w更新、自分のペースで良いので頑張ってください! (2015年11月1日 17時) (レス) id: 55b6b43dd5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:にひりんこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tubbuanko2/
作成日時:2015年10月31日 4時