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ビパップな浮遊感、夜が次第に乱反射して ページ1

セ「お疲れ様でしたっ」

「はい、また明日ね」





バイトが終わり、店長に声をかけた後店を出た

辺りはもう真っ暗な世界に包まれていて、電灯が一部分の地面を照らしていた

人気のある方は色とりどりの明かりが光っていて目がチカチカする



ふとポケットが震えた、電話だ

ポケットから携帯を取り出し耳元へ近づけた




ピッ



セ「もしもしっ」

キ「あぁセト、俺だ、バイトはもう終わったのか」




団長だ

電話をしつつ歩き出した




セ「今ちょうど終わったとこっす」

キ「そうか、いつもすまないな」

セ「いやいや、キドこそお疲れ様っす」

キ「すまんが今日は少し出かけていてな、アジトには誰もいないんだ」





申し訳なさそうなキドの声が聞こえた





セ「買い物っすか?」

キ「ああ」

セ「そうすっか、じゃあ適当に何か食べて帰るっす笑」

キ「たまには贅沢していいんだぞ」

セ「もちろんっすよ笑」






電話の向こうからはカノの声が聞こえた

よく耳を澄ましてみると団員全員の声が聞こえる





カ「ねぇ、キドー、これでいいかなぁ」

キ「ちょっ、静かにしろっ!」





キドが怒鳴ったその時だった

あの子の声が聞こえた





『キド、セトと電話してるの?代わってもいい?』

キ「ああ、いいぞ、Aに代わる」

セ「あ、えっ、はっ、はいっす」





緊張で声が震えてしまう

しっかりと携帯を持ち直し耳に当てた





『もしもーし、セト?』

「あっ、セッ、セトっす!」

『そんなに噛まなくても・・・ww』





Aの笑い声が聞こえた

それだけで胸が熱くなる





セ「えっと、どっ、どうしたんすか?」

『ちょっとそっち行ってもいいかな?私買い物とかあんまり好きじゃないから暇なんだよねwwあ、もしかして、邪魔だった・・・?』

セ「そっ、そんなことあるわけないっす!大歓迎っすよ!」

『オッケーじゃあ今から行きます』





ピッと電話がキレたかと思うと目の前が真っ暗になった

ツービートで光って、たまには愚痴っちゃっていいかな→



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設定タグ:カゲプロ , 夜咄ディセイブ , にひりんこ   
作品ジャンル:アニメ
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にひりんこ - そんなこと言っていただいて感動です!ありがとうございます!更新がんばります<(`^´)> (2015年11月2日 20時) (レス) id: 956bf5b6d4 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - 文才、凄いですね!w更新、自分のペースで良いので頑張ってください! (2015年11月1日 17時) (レス) id: 55b6b43dd5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にひりんこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tubbuanko2/  
作成日時:2015年10月31日 4時

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