【ワールドトリガー】ボーダーに入隊したくなかった系。

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攻撃をしかけた体勢のまま自分の記録に絶句する。

い、いやまぁ？空閑くんの記録と比べればこんなの注目を浴びることはないでしょう。多分。

訓練室を出ればヒソヒソされたけど何も文句は言われなかった。言われてたらハートバッキバキになってたからな？？？





「(19秒…………荒船さんが言ってた通りだ)」





荒船さんが言うにはトリオン量が多い私はスコーピオンの強度が少し上がるらしい。
だからスコーピオンを伸ばしても強度は落ちず、そのまま貫けたわけだ。

なるほどなぁ、と次の移動場所に行こうとしたら気のせいじゃないくらい視線感じたから早歩きで移動した。





・





時枝さんが個人戦の説明して点数の奪い合いが始まった。

正直あの日までにはB級になりたい、というかならないと最悪捕まる。絶対に嫌だ。大号泣する。

そんな不安を戦う気力にねじ変えて数人から点数をもらい、出ようとしたら対戦希望がきた。

……………………いや確かに来そうな気はしてたけども。





「絶対に空閑くんじゃん。え、何回見ても空閑くん以外ありえないぐらい空閑くんじゃん」





誰もいないからとデカい一人言をいいながらパネルを二度見する。
この番号とトリガー、あと点数。他の人からごっそりもらっただろうから点数が高い。遠慮がないね。私の点数も遠慮なく取るんだろうね。つらい。

でも、点数取られるとしても空閑くんからの対戦希望なんてこの先ないだろうし、生で戦う姿見たいし。

願望が叶う機会を逃す訳もないのですぐに承諾した。

戦う姿を見れるかどうかは己の実力にかかっていることは頭の隅に(ぶん投げながら)置いて。

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