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テンションがこれ以上下がらないってくらいどん底の中、村上さんが「荒船は教えるのが上手いからすぐに上達すると思う」とプレゼンしてきた。
いや別にそこを心配してるわけじゃないんですよ。というかプレゼンするのかわいいな。
「で、どうすんだ」
「え、い、今決めなきゃ駄目ですか？」
「今すぐ決めろ」
何でこんなに急かすんだろ。
なんか、荒船さんを見てると元々あったイメージからどんどん遠ざかっていくな。
真っ直ぐ目を見てくる荒船さんに緊張で手を握りながらも、深呼吸をして聞く。あ、待ってむせた。めっちゃ恥ずかしい。
「荒船さんの今のポジションってなんですか」
「狙撃手だが、前は攻撃手やってたから教えることは出来る」
逃げんなよと睨まれる。睨まないで！！！私のハートに優しくないよ荒船さん！！！聞いただけじゃん！？しかも二人に挟まれてんのにどうやって逃げるっていうのさ！？
おっかないなぁ。なんて思った後、今のポジションを聞いて考える。
荒船さんが狙撃手に変更した、でも村上さんが普通に話してる所を見るにすれ違いは解決したはず。
なら時期的に三雲くんはボーダーに入ったかもしれない。
仮に入ってるとしたら、もうすぐアレが来る。
「お、おい、顔色悪いぞ」
「大丈夫です………………………………あの、あと一つだけ聞きたいんです」
「何でも聞け」
「荒船さんと村上さんの年齢を教えてください」
シーンと聞こえた。絶対聞こえた。
ねぇ、これふざけてると思われてない？？？真剣も真剣だからな？？？
二人は戸惑いながらも「18」と教えてくれた。
…………いや、もう本当にすぐに来ちゃう。それまでにB級にならないといけないのにすぐに来ちゃう。つらい。
私の記憶が正しいなら数ヶ月後には三雲くんが危ない状態になる。無理。発狂しそう。
時間がない。
もし二人がまだ17歳だったら正直、半年くらい師匠云々は避けてたわ。
もうここまで来たら関わるしかないのだろうか。
治療された足の怪我を見て小さく震え上がった。
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魔ゼロ - スイさん» ありがとうございます！好みに刺さって良かったです！更新頑張ります！ (2021年8月23日 22時) (
レス) id: 780ca9044d (このIDを非表示/違反報告)
スイ - シンプルに好みにドストライクでした！面白かったです！更新頑張ってください！ (2021年8月20日 18時) (レス) id: f77876436e (このIDを非表示/違反報告)
魔ゼロ - 君の瞳に鉛弾さん» ありがとうございます!皆様にいいものをお届けできるようにがんばります! (2021年7月1日 17時) (レス) id: 780ca9044d (このIDを非表示/違反報告)
君の瞳に鉛弾 - 面白いです、これからも頑張ってください！大規模侵攻、C級隊員な主人公に幸あれ…！ (2021年7月1日 2時) (レス) id: 04b80a02c7 (このIDを非表示/違反報告)
魔ゼロ - 何も言わずに旋空弧月さん» ありがとうございます!読みやすいのなら良かったです！ (2021年6月1日 7時) (レス) id: 780ca9044d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魔ゼロ | 作成日時：2021年4月18日 0時
