Episode043 ページ44
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今まで頑張ってきた。たくさん訓練してきた。防衛任務の時だって、本物のネイバー相手にたくさん勝った。
「でも……」
これに勝てばＡ級だ……と、そう太刀川さんが言ったのは昨晩。私は、気合いを入れすぎてガチガチになっていた。
「あんま気負うなって」
「勝つ……絶対勝つ」
「大丈夫だって、今まで努力してきたじゃん？」
少し肌寒くて、人の少ない公園。私はランク戦が始まる前にと思い、米屋を呼んだ。あまりにも緊張しすぎて、こういうときは誰かに緊張をほぐして欲しくて。電話を入れると米屋は快く呼び出しに応じてくれた。
「そう……なんだけど」
「大丈夫だいじょーぶ」
適当に聞こえる米屋の声は、なんだか安心感が持てた。
「頑張れ」
「うん。ありがと」
米屋の応援の言葉を噛み締め、私は基地に向かった。
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「そろそろ転送するよー、みんな頑張ってね」
柚宇さんのその発言に「よしっ」とまた気合いを入れてしまう。敵の情報は何だっけ。確かアタッカー二人と、ガンナー、スナイパーの合計四人が戦闘員だったっけ？近接に加えて、スナイパーで射程を確保しているタイプのチーム。
「マップは夜の森にしてある。視界が悪いがAの視覚を共有すればこっちが有利だからな」
続いて「合図を出したら共有頼む」太刀川さんが言うと、柚宇さんがオーケーサインを出して、私達はすぐに転送された。
辺りは、誰もいない。
「共有はみんな疲れるから、あまり長くはできないよー」
通信機から柚宇さんの声がする。了解、という二人の声も聞こえてきた。とりあえずバッグワームを起動して、合流を急ぐ。
「出水、近くの一番大きい木に狙撃手いる」
「オーケー」
加えて太刀川さんの近くにも、敵が視えていた。
『近くに太刀川いるんですけど、合流優先ですか？』
『下手に手を出せる相手じゃない、先に合流して仕掛けるぞ』
『了解』
敵の声も聴こえる聴こえる。オペレーターの声までは聴こえないけれど、フィールド内の肉声は私の耳に入るので、結構反則っぽいが格上相手なので出し惜しみしていられない。これもとことん利用させてもらう。
「じゃあA、合流するぞ」
太刀川さんだけ、私の視覚を共有してこっちに向かった。
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亜桜(プロフ) - 百瀬さん» ご指摘ありがとうございます！固定夢主の名前を変換しそこねていたようで……大変失礼しました;;気付いたところから修正していきます。 (2023年1月5日 0時) (
レス) id: 8ae19fe800 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬 - 途中途中で名前が"紗雪"になってますよ〜！ (2023年1月3日 12時) (レス) @page47 id: 6aa4d6dc2c (このIDを非表示/違反報告)
亜桜(プロフ) - 柊那さん» ありがとうございます(´;ω;`)修正多めのマイペース更新で申し訳ないですが頑張ります！！ (2018年5月18日 13時) (レス) id: 69aa40c811 (このIDを非表示/違反報告)
柊那 - 面白かったです！続き楽しみてしてます。更新頑張ってください( -`ω-)b (2018年5月18日 2時) (レス) id: 6886eff87c (このIDを非表示/違反報告)
亜桜(プロフ) - 藤見日和さん» わざわざ有り難うございます！！わがままな作者で申し訳ないです（汗）必ず戻ってきます…！ (2016年11月24日 20時) (レス) id: 69aa40c811 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜桜 | 作成日時：2015年8月5日 16時
