検索窓
今日:17 hit、昨日:1 hit、合計:33,681 hit

3% ページ2






四月______


高校もいよいよ最後の年


クラスは当初の初々しさはなく、

"友達と離れた" "3年連続一緒だった"

"彼氏と同じクラスになった"といった内容の会話が飛び交う。




クラスが発表されたのは2週間前

早梅 A と記された横には3年D組
友達のいちめもD組だったみたいで安心した



さっそく席について読みかけの本を開く


とまあ、ここまではよかった。ここまでは。

問題はここからである。


ガララッ___



「おはよーA。ねね、とんでもないニュースなんだけど!」

『おはよういちめ。なに?ニュースって。』


いつも眠そうに教室に入ってくるのに、
今日はやけに機嫌がいいみたいだ。


顔をあげて挨拶してからまた手元にある本に目を落とす。

啓太、早く告白しろよ。男だろ。



「あのね!って、まーたあんた本読んでんの?
よく朝からちっさい字読むわ。ほんと、本読むの好きねー」


『私の読書好きは今に始まったことじゃないでしょ。で、ニュースってのは?』


耳だけ傾けながら本に集中する


うわ、啓太こいつ二股かよ最低。



「あ、そうそう、それなんだけどね、



隣のクラスの水上くんがあんたのこと好きって話を友達から聞いたの!!」



顔は見てないけど、めっちゃ元気なんだろうないちめ…。声がそうだもん。


啓太も別の女の子と一緒に帰ってるし、女の子そっちのけだし、ダメだな啓太。
女の子かわいそう。



『へえ、水上が………………、は?』



本から顔をあげていちめを見ると、もうそれはニッコニコの笑顔で私を見ていた。



え、てか待って。ちょっと待って。
お願い待って。



え、聞き間違い?????



『待って、今なんて言ったの?』


「だーかーら!隣のクラスの水上くんがあんたのこと好きなんだって!今すごい噂されてるらしいわよ??」



いちめの声が大きかったからか、既にいたクラスメイトもこっちを見てざわざわしていた



いやいやいや、ありえないありえない。



水上が私を好き…。



いや、絶対ない!ありえない!!!!

6%→←1%



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (98 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
184人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

nana民(プロフ) - この作品お気に入りです。楽しみです続きが気になるー (2022年2月5日 21時) (レス) @page35 id: 52a3fcc53d (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - この作品、お気に入りです!ヒロインちゃんと水上くん、早くくっついてほしいです笑 更新待ってます(>_<) (2021年12月12日 23時) (レス) id: eedcdb2f62 (このIDを非表示/違反報告)
天つゆ(プロフ) - この作品めっちゃ好きです!更新待ってます!!!! (2021年9月25日 18時) (レス) id: c1d0c41778 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 猫アリスさん» コメントありがとうございます!!頑張って隠岐くんと絡ませてみます!! (2021年7月25日 1時) (レス) id: e7f9bb05c9 (このIDを非表示/違反報告)
猫アリス(プロフ) - 面白いです!推しがおっきーなので、隠岐くんの話もお願いします! (2021年7月22日 17時) (レス) id: e4292a0a5f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆきんこ | 作成日時:2021年4月29日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。