Judge myself２……(赤) (ページ25)

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生活安全課.２５…side you ページ25

「収穫なしやな………」

『ですね…………』

主任とともにお蕎麦屋さんで遅めのお昼を食べに来たとき、スッと主任は空いていた右手を内ポケットに入れた。携帯を取り出し、小枠の表示に目を凝らす。

「本部からや……もし」

いきなり管理官の怒声が漏れてきた。

"おまえいまどこにいるっ！？"

「あぁ、秋葉原ですが……え、それは……どういうことですか………」

主任の表情は次第に険しくなっていった。

そしていきなり立ち上がり、すんませんキャンセル、と千円札をテーブルに置いて立ち去ろうとする。

なんだかよくわからないけど、私はお品書きを見て、足りない分の小銭を机の上に置いてから主任を追った。

「新宿で選挙演説が襲撃されて、官房長官が撃たれたらしい」

私は、驚きの声を上げることもできなかった。多分、目だけを馬鹿みたいに大きくしていたのだと思う。

「とにかく急いで新宿署に向かうで」

『はいっ
』

　

ふいに何か爆ぜるような音がして、一番街の辺りで悲鳴が上がった。

銃声……………？

一体、新宿で何が起こってるというのだろう

重岡さんもこの件に関わっているのだろうか

もしそうであっても、どうか、どうか無事でありますように………！