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〜シンタローside〜
貴「……あの…シンタローさん…なんか、あの2人…」
思っていたのと少し違う反応をするAに、戸惑いながらも平常心を装って応える。
「…カノとキドがどうした?いつも通りだろ?」
俺がそう言うと、ここぞとばかりにヤツが反応する。
エネ「相変わらず吊り目さんは団長さんにベッタリですね〜」
…エネ……あれだけ大人しくしとけっつったのに…
わざとらしいことを言うエネに、Aは首を傾げる。
貴「え、でも、なんか変…じゃないですか?…やけにこっちを気にしてますし…カノさん……何というか…わざとらしいというか…能力は使ってないみたいですけど…」
「……え…?」
エネ「……え…」
冷静な分析にエネも目を丸くしている。
「…お前…マジか…」
思わずそう溢した。
貴「あ、もしかして、何か仕掛けてました?」
…こいつ…すげぇな…
「…まぁ、俺はやめた方がいいと思ったんだがな。」
予防線を張った俺に、エネが疑いの目を向けてくるが、気付かなかったことにしよう。
貴「…あれですか?キドさんと仲良くしてたら、どんな反応するか…みたいな。」
的確すぎる予想に、Aにさっきの話が聞こえていたのではないか、と疑うほどだった。
エネ「…さ、さすがですね、Aさん。私たち、完敗じゃないですか。」
「ああ、そうだな。」
俺が2人に声をかけようと口を開くと、「あっ、ちょっと待ってください!」と、Aに止められた。
貴「せっかくですし、…逆ドッキリとかやってみませんか?」
エネ「おおっ!いいですね!やりましょう!やりたいです!!」
「逆ドッキリか…面白そうだな。やってみるか。」
先ほどとは違い、やけにやる気になってしまう。
今まで散々イジられた仕返しと言わんばかりに、少し楽しくなって口角が上がる。
エネ「じゃあ、Aさんとご主人、楽しそ〜にお話してください!」
Aは自然と俺に寄って笑う。
一瞬、不覚にも何かが揺らいだ気がしたが、なんとか踏みとどまって、なるべく自然な笑顔を作った。
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Miya(プロフ) - 自分もリクしたいです!「真実か挑戦か」をやってほしいです! (2019年9月7日 20時) (レス) id: 41dfdc021b (このIDを非表示/違反報告)
野菜の苗 - まだリクエストやってますか?髪の毛を結んでもらうみたいなシーンお願いしたいです。 (2019年2月6日 23時) (レス) id: 85f6b25ba6 (このIDを非表示/違反報告)
もちきなこ - ヒナさん» ありがとうございます! (2018年11月16日 19時) (レス) id: 0ae4718a03 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - すごく、おもしろかったです!これからもがんばってください! (2018年11月11日 12時) (レス) id: ced99e432e (このIDを非表示/違反報告)
あいあーる - ありがとうございます!!! (2018年10月2日 21時) (レス) id: 3a50fa548e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちきなこ | 作成日時:2018年8月13日 15時