カゲプロ好きのNo.10はメカクシ団に気に入られたようです。

ﾏﾘｰ「わ…！04だって…！」 ページ8

急にドアの向こうから騒がしい声がした。


貴「？！」


ｷﾄﾞ「ったく、あいつらは…」


頭をガシガシとやりながらキドさんは困った表情を見せる。


ｷﾄﾞ「俺が話してくるから、カノとAはここで待ってろ。」


そう言ってキドさんは行ってしまった。


…どこかで聞いたことのあるような声が聞こえてくる。



？「ちょ、ご主人！見えないですって！早くTVにつなげてくださいよ！このヒキニー…」


？「だぁーわかったから騒ぐな！」


？「つぼみー、もったいぶらずに早く会わせてよー！」


？「新しい団員ですか？！どこにいるんですか？！ねぇ、団長さん！！」


？「うわっ、何興奮してんのおばさん…」


？「ちょっとヒビヤ？！モモさんに向かってなんてこと言うの？！」


？「2人共……ケンカ…しないで…」


？「あわわ…ど、どうしようセト…緊張する…！」


？「大丈夫っすよマリー！きっと優しいいい子っす！」





…うわぁ…全員いるよ…これ…。


…出にくい…。


ｷﾄﾞ「お前ら静かにしろ！そんなに騒いだら逆に出にくいだろ！」


キドさんの一言で一気に静かになった。


…キドさんも大変だな。


ｶﾉ「…おっ、静かになったね。さすが団長。」


貴「…団長？」


もちろん知ってるけど、確認のため、聞いてみる。


ｶﾉ「あぁ、まだ言ってなかったね。僕達はメカクシ団。キドがその団長なんだ。
　

　 みんないい人達だから安心して？」


やっぱりそうか…ここは“カゲロウデイズ”の世界なんだ…。


まだ信じられない。でも、夢って感じじゃないし…。


ｷﾄﾞ「おい、カノ、もうそろそろ出てこい！」


ｶﾉ「はーい！ なんか色々とごめんね。とりあえず、みんなに紹介するから来て！」


貴「は、はいっ！」


差し出されたカノさんの手をとり、ちょっとワクワクしながら部屋を出た。

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