02 カノside ページ7
「ん〜…まぁ、僕のべットでいいか。」
ゆっくりとその子を寝かせる。
キド達に連絡したいけど、いつも電話でてくれないしな…。
ていうか、なんて言おう…。
でも、説明すればわかってくれるよね。
こんなかわいい子が倒れてたら、誰だって助けるでしょ。
この子の見た目から、僕より少し年下かな、なんて緊張感のない考えが浮かぶ。
…あれ…この子…外で倒れてたのにケガがないし、それどころかまったく汚れてない。
それに、何も持ってないし、くつも履いてなかった。
不自然な点が多すぎる…
…この子が起きたら話を聞いてみよう。
『ガチャ』
「あ、帰ってきた。」
キド「戻ったぞ。』
セト「ただいまっす!」
マリー「はぁ…疲れた…」
「おかえり〜。で、ちょっと聞いてほしいんだけど…」
.
.
キド「はぁ?!本当なのか?!」
「本当だって!ってか声大きいって!まだ寝てるんだから!」
セト「で、今その子がカノのベットで寝てるんすか?」
マリー「えぇ…?!だ、大丈夫なの…?!」
キド「…はぁ…カノ、お前が連れてきたんだ。起きるまで看てろよ。」
「えっ、僕?!」
キド「当たり前だ。」
「…りょーかい。」
こうゆうのは女の子同士の方がいいと思うんだけど…
ドアを開けると、もうその子は起きていた。
案の定、かなり驚いているようだった。
「あっ、やっと起きたね。キドー、起きたよー!」
「君、大丈夫?」
僕がそう言うと、その子は驚いた表情のまま、固まってしまった。
声をかけようと思ったけど、何か考え込んでいるようなので、やめておいた。
あんまり色々言うと、混乱するしね。
「えっと………」
「あはは。やっぱりまだ混乱してるみたいだね。まぁ、無理もないよ。君、外で倒れてたんだし。」
「えっ、外?!………………なんで……………?」
どうやらその子は“外”ということに驚いているようだった。
そこへ、キドが来た。きっと、キドの方が話しやすいよね。
キド「おっ、目が覚めたか。急に連れて来てすまなかったな。
俺はキドっていう。よろしくな。」
「僕はカノ。よろしくね。えーと…」
キド「お前、名前は?」
「あっ、えっと…姫宮 A…です…」
「Aちゃんね!よろしくね!」
「よ、よろしくお願いします…!」
不思議なことに、そのAと名乗った少女は僕らをまったく警戒していなかった。
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サトゥルヌス - メチャ面白いです! (2019年7月6日 14時) (レス) id: 5d609c9e57 (このIDを非表示/違反報告)
まりさ - 続き待ってます。頑張ってくださいね! (2018年5月29日 19時) (レス) id: aed1f7157f (このIDを非表示/違反報告)
もちきなこ - キリカゲさん» ありがとうございます!続きも読んでいただけると嬉しいです! (2018年5月6日 11時) (レス) id: 0ae4718a03 (このIDを非表示/違反報告)
キリカゲ - 面白かったです。カノが可愛かった。(笑)個人的にすっごく好きです!! (2018年5月6日 11時) (レス) id: 347b44d7b3 (このIDを非表示/違反報告)
もちきなこ - 続編もよろしくお願いします! (2018年4月8日 15時) (レス) id: 0932ea9e60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちきなこ | 作成日時:2018年3月28日 13時