楚原さん ページ16
「……ごめん、本当に今更なんだけど、名前聞いてもいいですか」
「もちろん！私も言ってなくてごめんね？」
改めて向かい合って目があった。
俺より背の低い彼女が俺を見上げて満面の笑顔を向けてくる。
そしてその顔の口が、言葉を漏らそうとした時
「あ、いたいた。宮下ー」
「え、白布？どしたの？」
……What？
待って待って？何が起きたの？わからねえ。
状況確認しようかな。
�〕Φい鮟个靴凸樵阿鯤垢い�
��Aさんが名前を言おうとした
�Ｇ鯢枦仂�
……ワァオ、俺状況確認完璧じゃーん。
「待て待て待て待て」
「太一うるせ。てかお前が言ってた奴って、やっぱり宮下の事か」
「……白布と太一君って知り合い？」
ちょっとしたカオスである。ほとんど会話が通ってるようで通ってない。
待って、心の底から待って？
白布は若干の面倒くささを顔全面に出さないで。混乱ナウな俺の心情察して？
「白布、Aさんの事知ってたのかよ」
「中学一緒なんだよ。お前が『Aさんが』って言ってた時にもしかしたらって思ってたけど……世間って狭いのな」
「……へー」
「俺は宮下に用があって来たんだけど、そこにたまたまお前がいたってわけ……あ、宮下。生徒会の先生がお前探してたぞ」
「ゲッ、私なんかしちゃったかな……言いに来てくれてありがと。んで、２人のご関係は？」
「その言い方やめろ、なんか誤解を産みそう……こいつもバレー部なんだよ」
「あーなるほど！確かに太一君バレー部っぽいわ！背も高いし向いてる」
「お前、俺にはそんな事言わないだろ」
「言わずにも通じるかなぁって？」
「……俺の背がそんな高くないから、とかだったら殴るぞ」
「暴力はんたーい。やめて、元ヤン感出すのやめてー、そして被害妄想乙ー」
「……マジで殴るぞ？」
途中から俺が空気と化した事が分かるだろうか。
これが同中パワー……会話がスムーズ。くっそ白布、Aさんと知り合いだったのかよ。
……っていうか
「……宮下、さん？」
「あ、そうだった！宮下Aっていいます。改めてよろしくね、太一君」
さっきから何気なく白布が呼んでいる名前。
それはまぁ、当たり前といえばそうだけど……彼女の名前だったわけで。
「……ガッデム！！」
「太一うるせえ」
結局、人伝に名前を知る結末に。
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花見っ子(プロフ) - 黒アゲハさん» 嬉しい！あざす！！ (2020年12月6日 23時) (
レス) id: 20bc02c642 (このIDを非表示/違反報告)
黒アゲハ - 最高！！です！！(語彙力低下) (2020年3月8日 11時) (レス) id: e50eb8517a (このIDを非表示/違反報告)
花見っ子(プロフ) - 柚子胡椒さん» コメントありがとうございます。おかげさまで完結です……読んでくれて嬉しいです。 (2019年3月30日 20時) (レス) id: e5466e3cbf (このIDを非表示/違反報告)
柚子胡椒 - 太一ッッ！！！もう、やばい。ヤバい(語彙力) こういう話大好きです！更新お疲れさまでした！もう、文章が綺麗すぎて…自分の名前出てきた時はハウッてなりましたね。はい。夢主ちゃんと太一可愛すぎて…白布が苦労するのも分かるわ…(笑) (2019年3月29日 22時) (レス) id: 28791102e9 (このIDを非表示/違反報告)
花見っ子(プロフ) - Zeroさん» コメント感謝です。太一素敵ですよね…… (2019年2月10日 14時) (レス) id: e5466e3cbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花見っ子 | 作成日時：2018年9月15日 21時
